吸着カラムで尿中の放射性物質を取り除く
放射性医薬品治療後の患者尿に含まれる放射性核種を吸着カラムで除去する核医学施設向け排水処理システム。核医学診断薬・治療薬の国内導入も進める。
AMS企画株式会社 北海道大学発 / 東京都 港区 / 2019年設立
研究発の技術 核医学 放射性医薬品 放射性核種吸着 RI排水処理 医療機器 PET診断
実用化の段階
研究実証販売
会社はBSL-177を2025年6月に国内市場へ投入したと発表し、北海道大学病院・国立がん研究センター中央病院等への設置と実験を公表している。
3製品
8提携・顧客
3特許
2出資者
しくみ
解こうとしている課題
核医学治療後の患者尿に残る放射性物質の保管・処理に時間と設備が必要で、病床の回転や治療を受けられる患者数が制約される。
どう動くか
BSL-177は患者尿をポンプで二つの吸着カラムに通し、活性炭などの材料でLu-177等の放射性核種を捕捉する。鉛遮蔽と紫外線照射を備え、会社は従来の自然減衰による数週から数カ月の保管に対し、8〜12時間で放射性核種を99%除去できると説明している(会社発表値)。別の開発領域では、放射性核種と試薬を反応・精製するカセット式の放射性薬剤製造装置を開発している。
できるようになること
会社は、尿から放射性核種を短時間で除去することで、病院の保管設備の負担や治療待ちを減らし、既存設備のまま治療患者数を増やせるとしている。薬剤開発では、国内で利用が限られるPET診断薬などの導入を目指す。
技術の出自:北海道大学 アイソトープ総合センター、大学院医学研究院 放射線科学分野・画像診断学分野との共同研究。放射性薬剤製造装置では京都大学も共同出願人。 出典1 出典2 出典3 出典4
使われる場面
- Lu-177等の放射性リガンド療法後の患者尿・放射性排水処理
- 核医学治療施設の放射線管理と病床運用
- 前立腺がん向け68Ga-PSMA PET診断薬の国内導入
- 神経内分泌腫瘍向け68Ga-DOTATOC PET診断薬の国内導入
- 放射性薬剤の製造・精製
優位性の主張
製品・サービス
これまでの歩み 新しい順
残りの12件を表示
2025-07
規制・認証
BSL-177(国内で販売開始・病院設置の発表あり。2025年7月の会社発表では、掲載製品に国内の医療機器承認を受けていない開発中機器が含まれる旨を明記。BSL-177自体の承認・認証状況は確認できず。) 出典
提携先・顧客
共同開発
北海道大学大学院医学研究院 BSL-177の性能・有効性評価などで共同研究。大学病院に装置を設置。 出典
共同開発
国立がん研究センター中央病院 BSL-177の性能・有効性評価に関する共同研究で装置を設置。 出典
共同開発
東京パワーテクノロジー株式会社 BSL-177と関連する放射性排水処理・吸着カラムを共同開発。 出典
共同開発
メディカルアイソトープ・プライムジャパン株式会社 東京パワーテクノロジーと放射性排水処理装置・吸着カラムを共同出願。 出典
共同開発
M3D, Inc. RAVIN CAMとBSL-177を組み合わせた病院向け放射線管理ソリューションで協業。 出典
実証
Universitätsklinikum Carl Gustav Carus Dresden BSL-177を設置し、Lu-177患者尿の吸着実験を実施。 出典
特許
3 件 出典
会社名・技術名で公式リリース、J-GLOBAL、Google Patents、gBizINFOを検索。個別に内容を照合できたのは1公開公報と、番号未公表の会社発表による共同出願2件。gBizINFOの過去10年分類別11件は個々の公報を確認できず含めない。
主な分野放射性薬剤の自動製造・精製、放射性リガンド療法後のRI排水処理・核種吸着
共同出願人メディカルアイソトープ・プライムジャパン株式会社、国立大学法人京都大学、東京パワーテクノロジー株式会社
大学との関係
出資者(公開情報で確認できた2社)
独立系VC 1大学系(大学VC・大学) 1
会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。