DNAの読み取り誤差を抑え、生物の種や品種、個体を見分ける

次世代シーケンサーでDNA配列を読み取り、独自の解析法で生物の種・個体・品種などを識別するDNA分析技術。

株式会社GENODAS 秋田県立大学・東北大学発 / 宮城県 仙台市青葉区 / 2021年設立
研究発の技術 DNAシーケンス解析 次世代シーケンサー MIG-seq iD-NA ゲノムワイドジェノタイピング DNA鑑定
実用化の段階
研究実証販売
公式サイトでDNA識別・研究支援の受託サービスと2025年10月開始のクマDNA鑑定を案内し、公的資料も分析受託の事業化と年間受注を記載している。
4製品
6提携・顧客
1特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

DNA配列の読み取りエラーにより、個体・品種間のわずかな違いを見分けにくい。また、品種や産地の偽装、種苗の権利侵害を確認する手段が限られている。

どう動くか

MIG-seq法は、生物のDNAに広くある特定の繰り返し配列を目印にして、次世代シーケンサーで多くのDNA情報を取得する。取得データに含まれる読み取りエラーをiD-NA法で処理し、個体・品種間の小さな違いを比較する。会社と大学は、エラーを抑えて高精度・迅速・低価格の識別を目指すと説明している。

できるようになること

DNAによる品種・個体・産地の確認を農林水産物の識別や追跡に利用し、品種の権利保護、混入検査、産地の信頼性確保に役立てる構想。大学は、育種者や生産者への利益還元につながる仕組みを目指すと説明している。

技術の出自:東北大学大学院農学研究科の分子生態学・DNA分析分野。JST START「高精度次世代DNA分析による品種・個体・産地・種識別技術の事業化検証」プロジェクト。秋田県立大学の微生物生態学・DNA分析分野も創業と技術開発に関与。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 農作物・種苗の品種識別、育成者権保護
  • 農林水産物の産地・個体識別とトレーサビリティ
  • 種苗や農畜産物への異種・異品種混入検査
  • 病害虫や環境中の生物の特定
  • 野生動植物の集団遺伝学・系統地理学研究
  • 野生動物の個体識別

優位性の主張

会社の主張
MIG-seq法で多様な生物からゲノムワイドなDNA情報を効率的に取得できると説明している。 出典
会社の主張
iD-NA法はシンプルな解析アルゴリズムでシーケンスのエラーを抑え、個体・品種レベルの識別を可能にすると説明している。 出典
大学の発表
東北大学の紹介記事は、従来法と比べて精度100倍以上、解析速度10倍以上、価格約100分の1と紹介している。比較条件の詳細は記事に記載されていない。 出典

製品・サービス

販売中
なんでもDNA鑑定団(識別支援)

DNA分析を受託し、種・産地・個体・品種の識別結果を報告する。 出典

種苗・農林水産・食品関連事業者、自治体、研究機関など
販売中
学術研究サポート(ゲノムワイド変異解析・メタバーコーディング)

研究機関などにDNA情報の取得・解析を受託提供する。 出典

大学・研究機関、企業の研究部門
販売中
クマのDNA鑑定サービス

筋肉・血液・糞・毛根などからDNAを抽出し、クマの個体識別を行う。 出典

自治体、野生動物・環境分野の研究機関など
研究段階
DNAトレーサビリティ・農林水産物の知財管理構想

DNA情報を用いた農林水産物の追跡や品種の権利保護を目指す構想。 出典

種苗開発者、生産者、加工・流通・販売事業者

これまでの歩み 新しい順

2026-07
共同開発
東北大学:大学院農学研究科との共同研究。動物粘膜免疫学分野の研究成果を公表。 出典
2025-01
共同開発
新潟大学:GENODASが参加する植物の分布・遺伝的起源に関する共同研究。 出典
2024-02
助成
きのこの知的財産保護対策事業 補助金。1,800万円。農林水産省 出典(Gビズインフォ)
2023-05
助成
国産特用林産物の国際競争力強化・生産性向上対策事業 補助金。550万円。林野庁 出典(Gビズインフォ)
2023-02
助成
きのこの知的財産保護対策事業 補助金。2,500万円。林野庁 出典(Gビズインフォ)
2021-10
助成
公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会(JATAFF)「令和3年度農業知的財産保護・活用事業 採択」 出典
2021-06
助成
公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会(JATAFF)「品種登録制度におけるDNA判定技術の高度化に係る調査 採択」 出典
2020-09
助成
科学技術振興機構(JST)「JST START「プロジェクト推進型 ビジネスモデル検証支援」採択」 出典
2020-04
助成
東北大学「東北大学ビジネス・インキュベーション・プログラム(BIP)採択」 出典

提携先・顧客

共同開発
東北大学 大学院農学研究科との共同研究。動物粘膜免疫学分野の研究成果を公表。 出典
共同開発
共立製薬株式会社 東北大学の共同研究講座において、東北大学とGENODASが共同研究。 出典
共同開発
国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所 GENODASの委託による、シイタケ品種識別技術の妥当性検証。 出典
共同開発
新潟大学 GENODASが参加する植物の分布・遺伝的起源に関する共同研究。 出典
共同開発
科学警察研究所 DNA識別技術に関する共同研究が公的支援記録に記載。 出典
共同開発
種苗メーカー・食品メーカー 企業名非公表の共同研究契約。品種の登録・識別技術を検討。 出典

特許

1 件 出典
Google Patentsで東北大学を出願人とする遺伝情報解析システムの特許ファミリー1件を確認。WO・JP・US・EP・CN・TWの各国出願を含み、同一ファミリー内の国別公開・出願を件数に重複算入していない。
主な分野DNA塩基配列の比較解析、植物・生物の品種・個体識別
海外出願True
PCT/JP2021/003874・WO2022168195A1「遺伝情報解析システム、及び遺伝情報解析方法」 東北大学 / 国際公開済。Google Patents上で国際段階は終了扱い。各国移行出願あり。 出典
US20230187023A1「Genetic information analysis system and genetic information analysis method」 東北大学 / 出願中 出典
EP4289966A4「Genetic information analysis system and genetic information analysis method」 東北大学 / 出願中 出典
CN115956129A「遗传信息分析系统及遗传信息分析方法」 東北大学 / 出願中 出典
TW202242891A「遺伝情報解析システム、及び遺伝情報解析方法」 東北大学 / 状態不明 出典
JP2022579208A・JP2026027504A「遺伝情報解析システム、及び遺伝情報解析方法」 東北大学 / 出願中 出典

会社の規模

資本金250万円 出典
公式サイトgenodas.co.jp

大学との関係

大学の認定
東北大学 東北大学の公式ページが東北大学発スタートアップとして紹介。東北大学BIPへの採択を契機に2021年に設立された。 出典
大学の施設
東北大学 東北大学の青葉山ガレージ内で創業し、同大学のスタートアップ支援拠点を利用していたことが大学公式インタビューに記載されている。 出典
共同研究
東北大学 東北大学および株式会社GENODASが、動物粘膜免疫学共同研究講座で共同研究を進めていると発表された。 出典
共同研究
新潟大学 GENODAS公式のお知らせに、新潟大学などとの共同研究に関するプレスリリースが掲載されている。研究の詳細は当該告知一覧から確認できなかった。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:18件
法人番号:4370001047917
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