軌道上で実験した試料を、カプセルで地球へ持ち帰る技術を開発する

小型衛星や回収カプセルを使い、低軌道での実験・実証後に試料や製造物を地球へ持ち帰る宇宙輸送・回収技術。

株式会社ElevationSpace 東北大学発 / 宮城県 仙台市 / 2021年設立
研究発の技術 宇宙輸送 小型衛星 大気圏再突入 サンプルリターン 回収カプセル 微小重力実験
実用化の段階
研究実証販売
回収カプセルの着水・高空落下など地上試験は公表されていますが、初号機「あおば」は2026年後半以降の打上げ予定とされ、軌道上での実証完了やサービス運用開始は確認できません。
2製品
6提携・顧客
1特許
36出資者

しくみ

解こうとしている課題

軌道上実験・製造の機会や、実験試料を地球へ戻す輸送手段が限られ、回収頻度や回収後の分析にも制約があること。

どう動くか

ELS-Rは実験装置などを搭載した無人衛星を軌道へ送り、軌道上で実験・実証した後、回収カプセルを大気圏へ再突入させて地上へ戻す構想。ELS-RSは有人宇宙拠点から物資をカプセルで高頻度に回収する構想です。再突入時の軌道離脱、揚力誘導、耐熱、着水回収などを組み合わせます。東北大学との共同研究では、小型衛星の軌道離脱にも使うハイブリッドスラスタを開発し、試験モデルで長時間燃焼を確認しています。

できるようになること

軌道上で実験・製造した試料を回収できれば、地上での分析・評価まで含む研究開発が可能になります。会社と公的機関は、宇宙利用の機会拡大や、民間企業の宇宙産業参入促進を目指しています。

技術の出自:東北大学工学研究科および学際科学フロンティア研究所との共同研究。関連分野は小型衛星、ハイブリッド推進、大気圏再突入・回収。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 低軌道での宇宙機器・部品の実証
  • 微小重力環境を使う理工学実験
  • 宇宙での材料・物資の試作や製造
  • 宇宙実験サンプルの地球回収と地上分析
  • 人工衛星の軌道離脱・デブリ低減に向けた推進技術

優位性の主張

会社の主張
会社は、ELS-Rを無人小型衛星で宇宙実験・実証を行い、成果物を地球へ持ち帰る国内初のサービスと説明している。 出典
会社の主張
会社は、ELS-RSを有人宇宙拠点からの高頻度物資回収を実現する世界初の小型無人回収サービスと説明している。 出典
大学の発表
東北大学と会社は、ハイブリッドスラスタについて高推力、小型化、経済性、安全性の両立を目指し、実機に近い試験モデルで長時間燃焼と真空環境下の推力計測に成功したと発表した。 出典

製品・サービス

実証
ELS-R

無人小型衛星で軌道上の実験・実証を行い、試料や成果物を回収して顧客へ返すプラットフォーム。 出典

宇宙機器・材料メーカー、研究機関、宇宙環境で実験・製造を行う企業
研究段階
ELS-RS

有人低軌道拠点から実験サンプルや製造物資を高頻度で地球へ回収する小型カプセルサービス。 出典

宇宙ステーション運営者、軌道上で実験・製造を行う企業や研究機関

これまでの歩み 新しい順

2026-07
海外提携
ルクセンブルク:Space Cargo Unlimitedと、同社のペイロード運用プラットフォームをElevationSpaceの軌道上実証・回収衛星へ統合・搭載することを目指すMoUを締結。 出典
2026-07
共同開発
大日本印刷株式会社:宇宙で実証した材料・部品の回収後分析を含むサービスを共同開発。 出典
2026-06
資金調達
シリーズB。64億円。スパークス・アセット・マネジメント株式会社、Beyond Next Ventures株式会社、株式会社環境エネルギー投資、シンプレクス・キャピタル・インベストメント株式会社、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社、ニッセイ・キャピタル株式会社 出典
2026-05
提携
株式会社日本低軌道社中:ポストISS時代の打上げから物資回収までのサービス開発を検討する覚書を締結。 出典
2025-11
助成
JAXA「宇宙戦略基金「高頻度物資回収システム技術」採択」 出典
2025-10
共同開発
Axiom Space:商業宇宙ステーション向け高頻度回収サービスの協業可能性を検討。 出典
2025-09
資金
プレシリーズB。11億円。Beyond Next Ventures株式会社、株式会社ジェネシア・ベンチャーズ、東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社、株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ、株式会社みらい創造インベストメンツ、Z Venture Capital株式会社 出典
2024-10
助成
NEDO「SBIR推進プログラム(一気通貫型)フェーズ2採択」 出典
残りの8件を表示
2024-07
資金
シリーズA。Beyond Next Ventures株式会社、スパークス・アセット・マネジメント株式会社、ニッセイ・キャピタル株式会社、株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ、有限責任事業組合CSP2、グローブアドバイザーズベンチャーズ 出典
2024-06
実証
KDDI株式会社:共創プログラム参加企業へELS-Rを使う宇宙実験・実証機会を提供する計画。 出典
2024-03
共同開発
東北大学:ハイブリッドスラスタの共同研究と燃焼試験を実施。 出典
2023-12
助成
NEDO ディープテック・スタートアップ支援事業(STS助成)。2.91億円 出典
2023-04
共同開発
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA):高頻度再突入・回収事業で共創し、技術検討や実証計画を進める。 出典
2022-09
受賞
NEDO・JST「大学発ベンチャー表彰2022 NEDO理事長賞」 出典
2022-03
資金調達
シード。3.1億円。株式会社ジェネシア・ベンチャーズ、株式会社みらい創造機構、株式会社MAKOTOキャピタル、株式会社リバネスキャピタル、東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社、Plug and Play Japan株式会社 出典
2021-07
資金調達
プレシード。3,000万円。株式会社MAKOTOキャピタル 出典

提携先・顧客

共同開発
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA) 高頻度再突入・回収事業で共創し、技術検討や実証計画を進める。 出典
共同開発
東北大学 ハイブリッドスラスタの共同研究と燃焼試験を実施。 出典
実証
KDDI株式会社 共創プログラム参加企業へELS-Rを使う宇宙実験・実証機会を提供する計画。 出典
共同開発
大日本印刷株式会社 宇宙で実証した材料・部品の回収後分析を含むサービスを共同開発。 出典
共同開発
Axiom Space 商業宇宙ステーション向け高頻度回収サービスの協業可能性を検討。 出典
提携
株式会社日本低軌道社中 ポストISS時代の打上げから物資回収までのサービス開発を検討する覚書を締結。 出典

特許

1 件 出典
Google PatentsでElevation Space Inc/Elevationspaceの出願人名検索を行い、今回の調査範囲で確認できた件数。
主な分野ハイブリッドロケットエンジン、固体燃料燃焼の時空間解析
共同出願人東北大学
JP2025031298A/JP2023137434A「ハイブリッドロケットエンジンの固体燃料の時空間解析方法、時空間解析システム、および時空間解析プログラム」 Elevation Space Inc.; Elevationspace; Tohoku University NUC / 出願中(Google Patents表示) 出典

会社の規模

資本金33億円(2026-09時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトelevation-space.com
決算期売上高純利益純資産総資産
2025-12-31—-9.82億円—8.17億円 出典
2024-12-31—-8.23億円—6.91億円 出典
2023-12-31—-4.33億円—1.58億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

共同研究
東北大学 東北大学と小型推進装置の開発および小型衛星での大気圏再突入技術実証に関する共同研究を実施。 出典
大学の出資
東北大学 東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社がシードラウンドの第三者割当増資の引受先に含まれる。 出典
大学との関係
東北大学 東北大学工学研究科の研究成果を活用した東北大学発スタートアップとして紹介されている。 出典

出資者(公開情報で確認できた36社)

事業会社(CVCを含む) 11独立系VC 15銀行・金融機関系 9大学系(大学VC・大学) 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:23件
法人番号:4370001046670
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