微小な偏光素子を並べ、画像の画素ごとに偏光を測る

微小な偏光子・波長板を基板上に自在に配置する積層型フォトニック結晶と、それを使った光学素子・偏光計測装置。

株式会社フォトニックラティス 東北大学発 / 宮城県 仙台市青葉区 / 2002年設立
研究発の技術 フォトニック結晶 自己クローニング法 偏光光学素子 複屈折計測 偏光イメージング 光学計測
買収・子会社化 2020年に株式会社フォトロンが全株式を取得して子会社化し、公式サイトでは製品情報と2026年の更新を継続している。
実用化の段階
研究実証販売
会社は光学素子・計測装置の製造販売と受託計測を事業として掲げ、製品カタログを公開している。
6製品
3提携・顧客
17特許
3出資者

しくみ

解こうとしている課題

従来の光学計測では難しい偏光・複屈折・応力などの情報を、面として高速に捉え、材料や光学部品の評価・検査に使えるようにする。

どう動くか

屈折率の異なる薄膜を基板上に周期的に積層し、光の偏光や位相を制御する。微小な偏光素子の向きや配置を設計し、蒸着・エッチングを同時に行う「自己クローニング法」で素子を形成する。偏光素子アレイを撮像素子に組み合わせると、画像の各画素で偏光情報を取得できる。会社は自由なパターン設計と製造、計測装置への応用を強みとしている。

できるようになること

会社は、複屈折や応力、配向など従来見えにくかった現象の可視化・定量化を通じ、材料開発や品質管理、半導体・精密加工向けの光制御に役立つとしている。JSTは、自己クローニング法による偏光子の開発・製品化を記録している。

技術の出自:東北大学 電気通信研究所のフォトニック結晶研究。JSTプレベンチャー事業「フォトニック結晶による偏光子」から事業化。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 透明樹脂・ガラスの応力、歪み、配向評価
  • 光学フィルムの複屈折・光学ムラの全面検査
  • 半導体ウェハー・ディスプレイ薄膜の膜厚分布測定
  • 光学材料の分光偏光・複屈折計測
  • 偏光・応力変化の高速撮影、材料試験
  • 偏光子・波長板など光学素子の設計・製造
  • 光通信、レーザー加工、半導体検査向けの光制御

優位性の主張

会社の主張
会社は、異なる軸を持つマイクロ偏光素子アレイを1枚の基板上に自由なパターンで積層・形成できることをコア技術としている。 出典
会社の主張
会社は、KAMAKIRIがフィルム全面検査を実現し、突発的な光学ムラをリアルタイムで警報できると説明している。 出典
会社の主張
会社は、CRYSTAを透明材料の内部応力・配向構造を可視化する世界最高速の偏光高速度カメラと説明している。性能の比較条件は掲載ページで確認できない。 出典
第三者の評価
JSTの技術動向資料は、東北大学の積層型3次元フォトニック結晶を用いた偏光素子などの機能光部品を、フォトニックラティスが開発・商品化していると紹介している。 出典

製品・サービス

販売中
フォトニック結晶偏光光学素子

フォトニック結晶を用いた偏光子・波長板。用途に合わせた形状・パターンの設計製造に対応。 出典

光通信、レーザー、半導体、精密加工などの光学機器・材料メーカー
販売中
2次元複屈折測定機 PA/WPAシリーズ

偏光カメラと解析ソフトで、透明材料の複屈折・位相差や応力分布を面で測定する装置。 出典

材料・部品メーカー、大学・研究機関の研究開発・品質管理部門
販売中
偏光ハイスピードカメラ CRYSTA

フォトニック結晶型の偏光センサーを使い、透明材料の応力や配向の変化を高速撮影する。 出典

材料メーカー、大学・研究機関、研究開発部門
販売中
インライン/オフライン複屈折マッピング計測装置 KAMAKIRI

フィルムなどの複屈折・光学ムラをマッピングし、全面検査や工程内監視に用いる。 出典

光学フィルム・材料の製造企業
販売中
分光ポラリメーター Sci-Ral

偏光状態や複屈折など、光学材料の偏光特性を波長ごとに測定する装置。 出典

光学材料メーカー、大学・研究機関
販売中
高速エリプソメータ

薄膜の膜厚・屈折率をスキャン方式で測定し、面内分布を取得する装置。 出典

半導体ウェハー・ディスプレイパネル関連の製造企業

これまでの歩み 新しい順

2020-11
資本提携
株式会社フォトロン:2020年に全株式取得で子会社化。2022年に同社の光学計測事業を統合。 出典
2020-09
海外顧客
中国、台湾、韓国、シンガポール、米国:測定機器の輸出実績あり(間接貿易)。 出典
2009-01
共同開発
株式会社フォトロン:偏光高速度イメージセンサーを共同開発し、CRYSTAシリーズに搭載。 出典

提携先・顧客

共同開発
株式会社フォトロン 偏光高速度イメージセンサーを共同開発し、CRYSTAシリーズに搭載。 出典
資本提携
株式会社フォトロン 2020年に全株式取得で子会社化。2022年に同社の光学計測事業を統合。 出典
提携
アントンパール・ジャパン株式会社 同社レオメーターと偏光ハイスピードカメラを組み合わせた材料評価システムを掲載。 出典

特許

17 件 出典(Gビズインフォ)
Gビズインフォ掲載の法人番号特定済み特許情報について、出願日2013〜2022年の収録範囲で確認した件数。別途Google Patentsで古い共同出願・新しい公開公報も確認した。
主な分野光学素子・偏光計測(G02)、光ビーム分岐・レーザー加工
海外出願True
JP4954975B2/WO2007108212A1「周期構造、周期構造の製造方法及び応用製品」 株式会社フォトニックラティス、科学技術振興機構 / WO出願は失効扱い。日本特許の登録状況はGoogle Patents掲載情報を参照。 出典
JP5254323B2「光学歪み計測装置」 株式会社フォトニックラティス / 登録 出典
JP2021071433A「偏光計測装置およびエリプソメータ」 株式会社フォトニックラティス / 出願中(Google Patents掲載情報) 出典
JP7303619B2「光ビーム分岐光回路及びレーザ加工機」 株式会社フォトニックラティス / 登録・有効(Google Patents掲載情報) 出典
WO2025164595A1「光配向露光用の偏光マスク、光配向露光方法、及び光学部品等の製造方法」 株式会社フォトニックラティス / 公開 出典

会社の規模

資本金9,000万円 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトphotonic-lattice.com
決算期売上高純利益純資産総資産
2026-03-31—-6,625万円—6.39億円 出典
2025-03-31—-4,833万円—6.75億円 出典
2024-03-31—6,008万円—5.99億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学との関係
東北大学 東北大学発ベンチャーとして創立。コア技術は東北大学電気通信研究所で発明された。 出典
大学の施設
東北大学 設立後、東北大学NICHe内で活動準備を開始した。 出典

出資者(公開情報で確認できた3社)

株式会社フォトロン東北イノベーションキャピタル株式会社イノベーション・エンジン株式会社
事業会社(CVCを含む) 1独立系VC 2

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:20件
法人番号:4370001012441
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