不足するマイクロRNAをがん細胞に補い、抗がん剤の開発を目指す

天然型マイクロRNAを補充する核酸医薬と、機能性RNAを細胞の反応から見つけるスクリーニング基盤。主な開発品はmiR-3140-3pを用いる抗がん剤候補MIRX002。

株式会社PURMX Therapeutics 広島県 広島市南区 / 2021年設立
研究発の技術 核酸医薬 マイクロRNA RNA補充療法 機能性RNAスクリーニング がん創薬 ドラッグデリバリーシステム
実用化の段階
研究実証販売
悪性胸膜中皮腫の第I相試験は終了して安全性・忍容性を確認し、頭頸部がんの第I相試験も開始されていますが、製造販売承認や販売実績は確認できません。
1製品
7提携・顧客
1特許
13出資者

しくみ

解こうとしている課題

治療選択肢が限られる悪性胸膜中皮腫などのがんに対し、がん細胞の増殖を抑える新しい治療法を開発すること。

どう動くか

細胞老化を指標にしたsmall RNA screening platformで機能性RNAを調べ、細胞老化や細胞死を誘導するmiRNAを選びます。MIRX002は、がん細胞で不足するmiRNAを補充し、遺伝子発現を調節して増殖に関わる複数の経路に作用する設計です。miRNAを分解から守り、がん細胞へ届けるため、界面活性剤ペプチドA6Kを使った製剤が臨床試験に用いられています。

できるようになること

会社と大学は、miRNA補充によりがん細胞の老化や細胞死を誘導する治療法を目指しています。MIRX002の第I相試験では悪性胸膜中皮腫患者への投与で安全性・忍容性が確認されました。治療効果や承認、普及は今後の臨床開発に依存します。

技術の出自:広島大学大学院医系科学研究科・薬学部の細胞分子生物学分野を基礎とする研究。広島大学発ベンチャーとして、大学の基礎研究からMIRX002を開発。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 悪性胸膜中皮腫
  • 頭頸部がん
  • 難治性がんに対する核酸医薬の研究開発
  • 細胞老化・細胞死などを指標とする機能性RNA探索

優位性の主張

会社の主張
自社の機能性RNAスクリーニング基盤で、細胞老化を指標にMIRX002のmiRNAを見いだしたと説明している。 出典
会社の主張
miRNAががん細胞の複数の増殖経路に同時に作用しうる新しいモダリティであり、MIRX002は細胞老化や細胞死を誘導すると説明している。 出典
大学の発表
大学は、MIRX002の第I相試験でマイクロRNAがん治療薬として臨床で忍容可能な安全性プロファイルを確認したと発表している。 出典

製品・サービス

研究段階
MIRX002(miR-3140-3p)

天然型miRNAを有効成分とする抗がん核酸医薬候補。悪性胸膜中皮腫と頭頸部がんを対象に第I相臨床試験を実施。 出典

将来の患者・医療機関。現時点では医薬品開発段階で、販売先は公表されていない。

これまでの歩み 新しい順

2026-09
資金調達
金額は非公表。株式会社日本触媒 出典
2026-09
共同開発
株式会社日本触媒:葉酸受容体αを標的とするFol-Dab8とmiRNAの複合体の有用性を検証する研究を開始。 出典
2026-09
資本提携
株式会社日本触媒:Fol-Dab8とmiRNAの研究開始にあわせ、第三者割当増資を通じて出資。 出典
2026-08
資金調達
金額は非公表。株式会社FRONTEO 出典
2026-08
実証
FRONTEO株式会社:AI創薬支援サービスでmiRNA医薬の標的候補探索と作用機序解明のPoCを開始。 出典
2026-08
資本提携
FRONTEO株式会社:PoC契約に合わせ、FRONTEOがPURMXの第三者割当増資を引き受け出資。 出典
2026-06
海外出展
米国:BIO International Convention 2026の参加企業として掲載。 出典
2026-05
規制・認証
MIRX002の悪性胸膜中皮腫を対象とする医師主導第I相試験(単回投与・反復投与試験を終了し、安全性・忍容性の主要評価項目を達成。日本で未承認。) 出典
残りの11件を表示
2025-06
受賞
Johnson & Johnson「Japan Smart Healthy Aging QuickFire Challenge」 出典
2025-05
規制・認証
miR-3140-3pによる中皮腫治療の米国FDA希少疾病用医薬品指定(2025年5月に指定を取得。医薬品の販売承認ではない。) 出典
2025-03
規制・認証
MIRX002の頭頸部がんを対象とする第I相試験(2025年3月に最初の被験者への投与を開始。販売承認は確認できず。) 出典
2024-05
資金調達
金額は非公表。株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ 出典
2023-11
資金調達
12億円。株式会社横浜キャピタル 出典
2023-06
海外出展
米国:2023 BIO International Conventionのジャパンパビリオン出展企業として掲載。 出典
2023-03
助成
創薬支援推進事業・希少疾病用医薬品指定前実用化支援事業。国立研究開発法人日本医療研究開発機構 出典
2022-05
資金調達
シリーズA。8.5億円。株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ、QBキャピタル合同会社、株式会社NCBベンチャーキャピタル、大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、株式会社広島ベンチャーキャピタル 出典
2022-01
共同開発
広島大学:大学発の基礎研究をもとにMIRX002を共同開発。大学主導の悪性胸膜中皮腫第I相治験も実施。 出典
2021-08
共同開発
株式会社スリー・ディー・マトリックス:界面活性剤ペプチドA6Kを使うDDSとMIRX002の開発に協力。特許譲渡・ライセンスと資本提携も公表。 出典
2021-08
資本提携
株式会社スリー・ディー・マトリックス:PURMXとの資本提携およびA6K関連の特許譲渡・ライセンス契約を公表。 出典

提携先・顧客

共同開発
広島大学 大学発の基礎研究をもとにMIRX002を共同開発。大学主導の悪性胸膜中皮腫第I相治験も実施。 出典
共同開発
株式会社スリー・ディー・マトリックス 界面活性剤ペプチドA6Kを使うDDSとMIRX002の開発に協力。特許譲渡・ライセンスと資本提携も公表。 出典
資本提携
株式会社スリー・ディー・マトリックス PURMXとの資本提携およびA6K関連の特許譲渡・ライセンス契約を公表。 出典
実証
FRONTEO株式会社 AI創薬支援サービスでmiRNA医薬の標的候補探索と作用機序解明のPoCを開始。 出典
資本提携
FRONTEO株式会社 PoC契約に合わせ、FRONTEOがPURMXの第三者割当増資を引き受け出資。 出典
共同開発
株式会社日本触媒 葉酸受容体αを標的とするFol-Dab8とmiRNAの複合体の有用性を検証する研究を開始。 出典
資本提携
株式会社日本触媒 Fol-Dab8とmiRNAの研究開始にあわせ、第三者割当増資を通じて出資。 出典

特許

1 件 出典
Google Patents検索で確認したMIRX002関連の主要な特許ファミリー1件。各国の分割・継続出願や関連ポートフォリオを含む全件数ではありません。
主な分野miR-3140等のmiRNAを含むがん治療用医薬組成物、天然型miRNA補充型核酸医薬
海外出願True
WO2019093308A1「Therapeutic pharmaceutical composition for cancer including miRNA」および関連する米国・日本・欧州等の特許ファミリー 米国特許US12121535B2の現権利者表示:PURMX Therapeutics, Inc.。PCT出願時の出願人:広島大学、株式会社スリー・ディー・マトリックス。 / 米国US12121535B2は登録。欧州EP3708173B1は登録・有効の表示。PCT公報はGoogle Patents上でCeased表示。各国の法的状態は公報データ参照。 出典

会社の規模

資本金1億円 出典
公式サイトpurmx.com/ja
決算期売上高純利益純資産総資産
2025-12-31—-2.02億円—1.79億円 出典
2024-12-31—5,439万円2.7億円5.75億円 出典
2023-12-31—-3.6億円2.1億円3.93億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

共同研究
広島大学 広島大学の研究成果を基に設立された大学発ベンチャー。悪性胸膜中皮腫向け核酸医薬の研究開発・医師主導治験に関係する。 出典
大学との関係
広島大学 広島大学発ベンチャーとして、大学発ベンチャー表彰の特別賞を受賞。 出典

出資者(公開情報で確認できた13社)

事業会社(CVCを含む) 3銀行・金融機関系 4大学系(大学VC・大学) 4公的機関・財団 2

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:25件
法人番号:4240001057326
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