カバーグラス付きの使い捨て計数盤で、顕微鏡下の細胞計数を手軽にする

使い捨て細胞計数盤と、DNAに白金などの遷移金属を結合した酵素様触媒を開発。計数盤は研究用消耗品として販売され、触媒は検出・診断への応用を研究中。

株式会社ワンセル 広島県 広島市 / 2002年設立
研究発の技術 バイオテクノロジー 細胞計数 細胞培養 DNA錯体触媒 バイオセンサー 研究用試薬
2年以上、新しい発信を確認できず 公式サイトと広島大学のベンチャー一覧で法人の継続は確認できますが、公式サイトの最新告知は2023年12月で、それ以降の活動を示す公開情報を確認できませんでした。
実用化の段階
研究実証販売
ワンセルカウンターは販売代理店の注文案内と価格資料があり、2003年にはオリンパスとの培養装置試作機の共同開発も公表されている。
2製品
3提携・顧客
4特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

細胞計数時のカバーグラス装着・洗浄の手間や、感染性検体の取り扱い負担を減らす。触媒技術では、熱や酵素分解に弱いタンパク質酵素を使う検出系の課題に取り組む。

どう動くか

ワンセルカウンターは、カバーグラスをあらかじめ備えた使い捨ての計数盤で、細胞懸濁液を入れて顕微鏡下で数える。凸状の格子線で光の反射を抑え、使用後の洗浄を不要にする設計。白金DNA錯体触媒は、ヌクレオチドと遷移金属の錯体がペルオキシダーゼ様の触媒活性を示す技術で、同社はタンパク質酵素より加熱やタンパク質分解酵素に強いと説明している。

できるようになること

同社は、計数盤で検査・研究作業の効率化と感染性検体の安全な処理を目指す。触媒はDNAや抗体などの検出・診断に応用し、医療・食・環境分野の検出系を支える基盤技術として製品化を進めるとしている。

技術の出自:広島大学大学院医歯薬学総合研究科・幹細胞生物医学寄附講座で幹細胞研究を実施。白金DNA錯体触媒は成蹊大学との共同研究で見いだしたと同社が説明。触媒研究の学部・研究室名は公開情報で確認できず。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 細胞培養・細胞生物学の研究における細胞計数
  • 感染性検体を扱うバイオセーフティ環境での細胞計数
  • DNA、抗体、ペプチド、化合物などの検出・アッセイ
  • 医療・食品・環境分野の研究用試薬・診断薬

優位性の主張

会社の主張
計数盤はカバーグラス装着と洗浄が不要で、1枚で2検体を扱える。同社は感染性物質を扱うBSL3での使用にも適すると説明している。 出典
会社の主張
白金DNA錯体触媒は、タンパク質酵素と異なり加熱処理に強く、タンパク質分解酵素で分解されにくいと同社が説明している。 出典
会社の主張
2007年の販売資料では、計数値はパーティクルカウンターやガラス製血球計算盤と同等とされている。比較条件は同資料にある平均±標準偏差、n=4〜6。 出典

製品・サービス

販売中
ワンセルカウンター

カバーグラス装着済みの使い捨て細胞計数盤。1枚で2検体を計数できる。 出典

大学、公的研究機関、企業のバイオ研究者
研究段階
白金DNA錯体触媒

ヌクレオチド白金錯体のペルオキシダーゼ様活性を用いる検出・アッセイ基盤技術。 出典

研究用試薬・診断薬の開発者、医療・食品・環境分野

これまでの歩み 新しい順

2003-11
共同開発
オリンパス株式会社:細胞播種機能付き多検体自動細胞培養装置の試作機を共同開発。 出典
2003-05
海外
米国:米国特許商標庁の公報に、広島市のONECELL INC.による「ONECELL」商標出願が掲載されている(2003年5月19日出願)。海外での販売や事業拠点を示す情報は確認できていない。 出典

提携先・顧客

販売提携
株式会社ピーエイチジャパン ワンセルカウンターの販売元として製品資料に記載。 出典
共同開発
オリンパス株式会社 細胞播種機能付き多検体自動細胞培養装置の試作機を共同開発。 出典
共同開発
成蹊大学 同社説明によると、ヌクレオチド白金錯体の触媒活性を共同研究で発見。 出典

特許

4 件 出典
Google PatentsおよびJ-GLOBALで出願人名(株式会社ワンセル、Onecell Inc)を検索し、公開情報で確認できた4案件。ファミリーの国別出願は1案件として数えた。
主な分野細胞計数盤、ヌクレオチド・遷移金属錯体触媒、細胞培養支持体、シャーレ構造
共同出願人有限会社エフピーアイ
海外出願True
JP4970842B2「細胞計数盤」 株式会社ワンセル / 登録後、Google Patents表示は存続期間満了 出典
WO2007126078A1「ヌクレオチド-遷移金属錯体触媒」 Onecell Inc / Google Patents表示はCeased。日本・米国にも対応出願が記録され、日本出願は特許登録後に年金不納による失効表示。 出典
JP2007049918A「細胞培養支持体、細胞培養方法、細胞回収方法および細胞」 Onecell Inc / Google Patents表示はPending。現在の法的状態は公簿で未確認。 出典
特開2005-312317「シャーレ」 株式会社ワンセル / 公開公報を確認。登録・現在の状態は未確認。 出典

会社の規模

資本金4,025万円 出典
公式サイトonecell.co.jp

大学との関係

大学との関係
広島大学 広島大学は同社を広島大学発ベンチャー企業として一覧に掲載している。 出典
大学との関係
広島大学 会社概要によると、同社代表者は2002年10月から2005年9月まで広島大学大学院の幹細胞生物医学寄附講座を担当し、客員助教授として幹細胞の実験研究を行った。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:12件
法人番号:4240001015390
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