空隙率約30%の多孔質コンクリートで、雨水を貯めてゆっくり流す

複層ポーラスコンクリートを使う透水性舗装「T.N.ベース」。雨水を路面下に通し、一時貯留してゆっくり排水する。

株式会社ファイナルマーケット 
研究発の技術 複層ポーラスコンクリート 透水性舗装 雨水貯留・排水制御 都市型水害対策 高排水緑化
実用化の段階
研究実証販売
会社サイトに学校、公共施設、歩道、駐車場などの多数の施工事例が掲載され、見積依頼を受け付けている。
2製品
3提携・顧客
3特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

舗装で覆われた都市では雨水が短時間に側溝や河川へ集中し、道路冠水や浸水につながる。雨水を路面下で受け止め、貯留・排水を制御することを目指す。

どう動くか

空隙が連続するポーラスコンクリートを複層で施工し、雨水を路面から速やかに浸透させます。層内の空隙に水を貯め、水平方向へ流して排水速度を抑える構造です。会社は空隙率約30%、透水係数1〜3cm/s程度と説明しています。性能値は会社掲載値で、施工条件の詳細は公開ページから確認できませんでした。

できるようになること

会社の説明では、路面下の貯留と排水遅延により雨水流出の抑制に役立ち、道路・歩道・駐車場などの浸水対策に活用できます。保水・通気性を生かし、路面温度の上昇や水はね、粉じんの抑制も狙います。

技術の出自:三重大学大学院工学研究科との複層ポーラスコンクリート・地盤内水流制御に関する共同研究 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 都市型水害・ゲリラ豪雨対策
  • 道路・歩道・橋
  • 建物外構・公共スペース
  • 駐車場・事業所構内
  • 学校・福祉施設
  • 公園・人工芝広場・緑化
  • 路面温度上昇、水はね、粉じんの抑制

優位性の主張

会社の主張
会社は透水係数1〜3cm/s程度、空隙率約30%と説明し、路面下での貯水と水平方向への排水を特徴としている。施工条件を限定した第三者比較値ではない。 出典
大学の発表
三重大学の技術紹介では、透水・排水・保水性に加え、通気性、熱特性、吸音性、衝撃吸収性などを備えるポーラスコンクリートとして紹介されている。 出典

製品・サービス

販売中
T.N.ベース(透水性コンクリート工法)

複層ポーラスコンクリート舗装。雨水を浸透・貯留し、路面下で排水を遅らせる。 出典

自治体、公共施設、学校・大学、建物や施設の所有者、設計・施工事業者
販売中
高排水緑化工法

透水・保水性のある基層を人工芝の下に設け、排水と芝の保湿・温度上昇抑制を図る。 出典

屋外イベント場、公共施設、人工芝を使う施設の所有者・施工事業者

これまでの歩み 新しい順

2015-03
海外
タイ:三重大学キャンパス・インキュベータの卒業時に、タイを中心とするアジアの都市環境整備に貢献したいとの意向を表明。海外法人、顧客、提携、展示会など実際の海外展開は確認できていない。 出典
2013-08
助成
国土交通省「都市型水害の減災に資する地盤内での水流制御技術の開発研究に関する建設技術研究開発助成制度補助金」 出典

提携先・顧客

共同開発
三重大学 大学院工学研究科との共同研究成果に基づく商品として紹介されている。 出典
販売提携
株式会社ユーライズ 自社サイトでT.N.ベースの関東地区総合代理店として販売・施工を案内。 出典
販売提携
三和建設株式会社 沿革にファイナルマーケットとのT.N.ベース代理店契約を掲載。 出典

特許

3 件 出典(Gビズインフォ)
Google PatentsとJ-GLOBALで出願人名を照合して特定できた公開公報・登録公報は3件。gBizINFOの特許集計は11件だが、全件の個別記録は未照合。
主な分野透水性舗装・ポーラスコンクリート構造、土留工法、フライアッシュ活性化・セメント/コンクリート材料
JP7022428B2 土留工法(出願番号 JP2018103183A) 株式会社ファイナルマーケット / 登録(Google Patents表示:Active) 出典
特開2016-079635 透水性舗装構造(特願2014-210731) 株式会社ファイナルマーケット(個人との共同出願記録あり。個人名は省略) / 公開公報を確認。登録・現在の権利状態は確認できず 出典
特開2013-032242 フライアッシュの活性度改善手法等(特願2011-168710) 株式会社ファイナルマーケット(個人との共同出願記録あり。個人名は省略) / 公開公報を確認。登録・現在の権利状態は確認できず 出典

会社の規模

資本金2,000万円 出典
公式サイトfm-tnbase.co.jp

大学との関係

大学の施設
三重大学 三重大学キャンパス・インキュベータの入居者として紹介され、2015年3月に卒業した。 出典
共同研究
三重大学 大学の研究活動資料に、透水性コンクリートを利用した空調屋外機の環境負荷低減効果に関する共同研究先として掲載。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:12件
法人番号:4190001009943
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