低出力の超音波を頭部に当て、早期アルツハイマー病の治療を目指す

低出力パルス波超音波(LIPUS)を頭部の外から照射し、早期アルツハイマー病の治療を目指す医療機器技術。

サウンドウェーブイノベーション株式会社 国際医療福祉大学・東北大学発 / 東京都 中央区 / 2020年設立
研究発の技術 医療機器 低出力パルス波超音波 LIPUS 認知症治療 アルツハイマー病 微小循環
実用化の段階
研究実証販売
LIPUS-Brainは検証的治験で目標症例数の登録を終えたが、公式情報はデータ解析・承認申請の予定を示しており、販売開始や承認取得は確認できない。
2製品
3提携・顧客
4特許
5出資者

しくみ

解こうとしている課題

早期アルツハイマー病や軽度認知障害には有効な治療法が限られる。同社は、微小循環障害に着目した低侵襲の治療法の実用化を目指している。

どう動くか

同社の説明では、診断用エコーと同程度の低出力超音波を頭部に照射し、血管内皮細胞に作用させる。eNOSやVEGFの発現を促し、血管拡張や血管新生を通じて微小循環障害を改善する仕組みとされる。LIPUS-Brainは両側頭部から脳全体に照射する。臨床的な有効性は検証的治験で評価中。

できるようになること

同社は、低侵襲で患者の負担が少ない治療機器として医療機関での普及を目指す。承認されれば、早期アルツハイマー病の治療選択肢を増やし、患者と家族のQOL向上に寄与することを期待している。

技術の出自:東北大学大学院医学系研究科の循環器内科学・音波治療研究。東北大学の研究成果を基に事業化。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 早期アルツハイマー病
  • 軽度認知障害(MCI)
  • 重症狭心症など微小循環障害に関連する疾患
  • 不整脈(SWCS)

優位性の主張

会社の主張
診断用エコーと同程度の低出力超音波を使うため、低侵襲で安全性への懸念が小さいとしている。 出典
会社の主張
治療は頭部に装置を装着して行い、麻酔や痛みを伴わず、1日1時間・週3日の治療を想定している。 出典
会社の主張
探索的治験では安全性が確認され、有効性を示唆する結果が得られたと公表している。検証的治験で有効性を評価中。 出典
第三者の評価
厚生労働省の「先駆的医療機器」第1号に指定された。 出典

製品・サービス

実証
LIPUS-Brain 経頭蓋低出力パルス波超音波治療装置

早期アルツハイマー病・軽度認知障害を対象に、頭部外から低出力パルス波超音波を照射する治療機器。 出典

医療機関。患者を対象とした検証的治験を実施中。
研究段階
衝撃波アブレーションカテーテルシステム(SWCS)

衝撃波を不整脈源に集束させ、熱による周辺組織の損傷を抑えることを目指すカテーテル治療技術。 出典

医療機関。不整脈治療を想定。

これまでの歩み 新しい順

2026-05
資金調達
シリーズC。26.5億円。Fiducia株式会社、住友重機械工業株式会社、iGlobe Partners 出典
2026-03
助成
2026-03
助成
東京都「外国特許出願費用助成事業」 出典
2026-03
共同開発
スパークリングフォトン株式会社:レーザー誘起衝撃波カテーテル技術の基本合意。レーザー装置の製造・供給を担う予定。 出典
2025-10
受賞
厚生労働省 医療系ベンチャー・トータルサポートオフィス(MEDISO)「JHVS Venture Awards 2025 最優秀賞」 出典
2025-09
海外プログラム
米国:米国市場への進出支援を目的とするJETROのJ-StarX AI Medical Courseに採択された。 出典
2025-09
共同開発
住友重機械工業株式会社:LIPUS-Brainの製造販売に関する資本業務提携。承認申請・製造販売を担う計画。 出典
2025-07
受賞
KPMGジャパン「Private Enterprise賞(Global Tech Innovator Competition Japan)」 出典
残りの5件を表示
2024-06
共同開発
本多電子株式会社:超音波振子・治療装置に関する特許の共同出願人。 出典
2023-04
資金調達
シリーズB。3.5億円。Fiducia株式会社 出典
2023-03
海外特許
欧州:衝撃波発生装置・アブレーションシステムの欧州特許が登録されている。 出典
2022-09
規制・認証
LIPUS-Brainの先駆的医療機器指定(指定番号 R4先駆機 第1号)(2022-09に指定。製造販売承認とは別の開発支援指定。) 出典
2022-01
資金調達
1.7億円。東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社 出典

提携先・顧客

共同開発
住友重機械工業株式会社 LIPUS-Brainの製造販売に関する資本業務提携。承認申請・製造販売を担う計画。 出典
共同開発
本多電子株式会社 超音波振子・治療装置に関する特許の共同出願人。 出典
共同開発
スパークリングフォトン株式会社 レーザー誘起衝撃波カテーテル技術の基本合意。レーザー装置の製造・供給を担う予定。 出典

特許

4 件 出典
Google Patentsで確認した代表的な特許公報4件を記録。関連ファミリーの重複や全出願を網羅する件数ではない。
主な分野認知症治療用超音波装置、超音波振子・治療装置、衝撃波発生装置・カテーテルアブレーション
共同出願人本多電子株式会社
海外出願True
特許第7184365号「認知症を治療するための装置、当該装置の作動方法及びプログラム」 サウンドウェーブイノベーション株式会社 / 登録 出典
特許第7761290号「認知症を治療するための装置、当該装置の作動方法及びプログラム」 サウンドウェーブイノベーション株式会社 / 登録・有効 出典
特許第7628239号「超音波振子及びこれを備える超音波治療装置」 サウンドウェーブイノベーション株式会社 / 登録 出典
US11364079B2「Shock wave generating device, and shock wave ablation system」 Sound Wave Innovation Co., Ltd. / 登録 出典

会社の規模

従業員9名(2026-05-01時点) 出典(Gビズインフォ)
資本金4.65億円 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトsw-innovation.com
決算期売上高純利益純資産総資産
2025-12-31—-6.46億円—4.75億円 出典
2024-12-31—-7.27億円—2.56億円 出典
2023-12-31—-4.75億円—8,000万円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学との関係
東北大学 会社は東北大学発ベンチャーと説明し、大学教員の研究成果を活用した治療技術の社会実装を目指すとしている。正式な認定・ライセンス契約の有無は確認できず。 出典
大学の施設
東北大学 仙台ラボの所在地として、東北大学連携ビジネスインキュベータT-Bizへの入居を掲載。 出典
大学との関係
国際医療福祉大学 会社公式の経歴欄に、代表者が同大学の特任教授を務めることが記載されている。会社と大学間の正式な共同研究等は確認できず。 出典

出資者(公開情報で確認できた5社)

事業会社(CVCを含む) 1独立系VC 3大学系(大学VC・大学) 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:23件
法人番号:4010001208868
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