細胞を流路に培養し、血管と組織の薬の動きを調べる
微細加工・マイクロ流体技術でチップ内にヒト組織の構造や機能を再現する生体模倣システム(MPS)。薬物輸送・毒性や、血管と三次元組織の相互作用を評価する。
株式会社フィジオスバイオテック 京都大学発 / 岩手県 盛岡市 / 2023年設立
研究発の技術 生体模倣システム(MPS) Organ-on-a-chip マイクロ流体 微細加工 細胞培養 血管網モデル
実用化の段階
研究実証販売
Boncyte Chip製品が2026年7月に発売され、販売店に製品と価格が掲載されている。一方、腎臓MPSや評価受託は開発・準備段階として案内されている。
5製品
8提携・顧客
0特許
1出資者
しくみ
解こうとしている課題
動物実験や従来の二次元培養では、ヒトでの薬効・毒性や薬物輸送を十分に予測できない場合があり、ヒトに近い評価手法が求められている。
どう動くか
チップ内の流路に細胞やゲルを配置し、培養環境を小型化して臓器・組織の一部の働きを再現する。Boncyte 3-Channelは並行する3流路とピラー構造でゲルや細胞を保持し、血管網形成や薬剤輸送を評価する。Spheroidは中央流路にスフェロイドを固定し、血管新生や腫瘍微小環境のモデル化に用いる。京都大学の発表では、三次元組織と灌流可能な血管網を接続する研究を製品化につなげたとしている。
できるようになること
会社は、MPSの普及により動物実験の削減、ヒトへの外挿性の向上、候補薬剤の脱落率低下、創薬開発のコスト・期間の削減に貢献すると説明している。これらは会社が掲げる期待効果であり、実現済みの効果として確認したものではない。
技術の出自:京都大学大学院工学研究科・マイクロエンジニアリング専攻のMPS研究。京都大学発スタートアップ。 出典1 出典2 出典3 出典4
使われる場面
- 創薬候補化合物の薬物輸送・毒性評価
- 腎臓の薬物動態評価
- 血管網形成・血管新生の評価
- 腫瘍スフェロイドと血管の相互作用・腫瘍微小環境モデル
- 三次元組織との共培養
- 薬剤開発における動物実験の補完・代替研究
優位性の主張
製品・サービス
これまでの歩み 新しい順
提携先・顧客
共同開発
株式会社アイカムス・ラボ MPSの事業化に向けて共同研究。Boncyte Chipの製造を担う。 出典
共同開発
Advanced Biomedical Instrumentation Centre Limited MPSの研究・技術開発と医薬品開発での有用性検証を共同で進める。 出典
共同開発
国立大学法人岩手大学 腎臓MPS開発のGo-Tech事業に連携大学として参加。 出典
共同開発
学校法人君が淵学園崇城大学 腎臓MPS開発のGo-Tech事業に連携大学として参加。 出典
共同開発
国立研究開発法人理化学研究所 腎臓MPS開発のGo-Tech事業に連携研究機関として参加。 出典
販売提携
株式会社サンプラテック Boncyte Chip製品の販売店紹介・価格掲載を行う。 出典
資本提携
Tohokuライフサイエンス・インパクトファンド フィジオスバイオテックへの投資を実行。 出典
特許
公開情報では確認できていない。
会社の規模
大学との関係
共同研究
京都大学 京都大学の研究グループとMPSの事業化に向けた共同研究を進め、研究成果をもとに培養チップ2製品を製品化。 出典
出資者(公開情報で確認できた1社)
独立系VC 1
会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。