試料を薄めずに、分離した微量成分を質量分析計へ送る

シース液を使わず、キャピラリー電気泳動で分離した微量成分を質量分析計へ導入するCE-MSインターフェイス。

インセムズテクノロジーズ株式会社 慶應義塾大学発 / 山形県 鶴岡市 / 2021年設立
研究発の技術 キャピラリー電気泳動 質量分析 シースレスCE-MS エレクトロスプレーイオン化 メタボロミクス プロテオミクス
実用化の段階
研究実証販売
会社は複数メーカー向けのCE-MSデバイスと受託分析を製品・サービスとして掲載し、過去のGo-Tech紹介でもデバイスの販売体制を確認できる一方、統合型システムはベータ試作・評価段階です。
5製品
3提携・顧客
1特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

微量試料の分析では、従来のCE-MSでシース液による希釈などが感度上の制約となり、少ない細胞や検体から十分な代謝物情報を得にくい場合があります。

どう動くか

キャピラリー内で成分を分離し、先端近くの加工部と電極を使ってイオン化を促し、質量分析計へ送ります。従来のシース液による試料希釈を避けられるため、慶應義塾大学の報告では、陽イオン性代謝物52物質の測定で従来法に対しシグナルノイズ比が平均4.4倍(最大13倍)となりました。値は同報告の測定条件に基づきます。

できるようになること

慶應義塾大学は、少ない細胞数からより多くの代謝物ピークを検出でき、試薬や培養スペースの節約につながると報告しています。会社は既存の質量分析装置に接続する製品と受託分析を提供し、メタボローム研究などを支援しています。

技術の出自:慶應義塾大学先端生命科学研究所のCE-MS・メタボローム解析研究 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • メタボローム解析
  • プロテオーム解析
  • 創薬・新薬開発
  • 食品・化学製品の品質管理、成分解析
  • 微量の血液、組織、細胞、植物、食品などの受託分析

優位性の主張

大学の発表
慶應義塾大学の報告では、陽イオン性代謝物52物質のシースレスCE-MS測定で、従来のシース液を用いる方法に比べシグナルノイズ比が平均4.4倍、最大13倍。測定条件は同報告に記載。 出典
会社の主張
会社は、既存の質量分析装置のイオン源に取り付けて利用でき、複数メーカーの装置に対応する点を訴求しています。 出典
第三者の評価
中小企業庁のGo-Tech紹介では、必要機能の集約で価格を抑え、Bolt-on構造で既存の質量分析装置へ搭載しやすくする設計が特徴とされています。 出典

製品・サービス

販売中
シースレスCE-MSデバイス

既存の質量分析装置に接続するインターフェイス。Agilent、Bruker、Thermo Fisher、SCIEX、Waters、島津製作所などの対応機種を掲載。 出典

大学・研究機関、製薬・化学・食品などの企業研究部門
販売中
シースレスCE-MSスプレイヤー

CE-MSデバイスに搭載する共通スプレイヤー。標準品は内径30μm、外径360μm、長さ80cm。 出典

CE-MSデバイス利用者、研究機関・企業
販売中
メタボローム解析受託分析

血液、組織、細胞、植物、食品などの微量検体を測定し、相対比較や定量値を報告書で提供。 出典

大学・研究機関、製薬・食品などの研究開発部門
販売中
内径変化のないテーパードキャピラリー

内径一定のテーパードキャピラリー。CE-MSのほか、HPLC用チップや充填カラム素材にも対応。 出典

分析機器・分析法を扱う研究機関、企業
試験導入
統合シースレスCE-MSシステム

質量分析装置に搭載する小型・可搬型CEシステム。ユーザー評価可能なベータ型試作品を開発済み。 出典

大学研究室、製薬・化学・食品メーカーなど

これまでの歩み 新しい順

2025-04
受賞
りそな中小企業振興財団・日刊工業新聞社「第37回中小企業優秀新技術・新製品賞 優秀賞「シースレスキャピラリー電気泳動-質量分析システム」」 出典
2022-06
助成
令和4年度 成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech) 出典
2022-05
助成
令和4年度共同研究シーズ事業化支援事業(バイオ技術事業化促進事業)。228万円 出典
2022-04
助成
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「NEDO Entrepreneurs Program(NEP)Type-B「生体内分子の高感度測定が可能な質量分析インターフェイスの開発」」 出典
2022
助成
NEDO Entrepreneurs Program(Type-B) 出典

提携先・顧客

共同開発
学校法人慶應義塾 CE-MSシステムの研究開発機関として参画。 出典
共同開発
株式会社飯塚製作所 CE-MSシステムの研究開発体制に参画。 出典
提携
国立大学法人京都大学 統合CE-MSシステム開発プロジェクトのアドバイザー。 出典

特許

1 件 出典
法人番号に基づくGビズインフォでは特許0件。会社名の日本語・英語表記とGoogle Patentsを検索し、慶應義塾名義の関連基本特許ファミリーを1件確認。ファミリー内の公報・権利化状況としてJP、US、DEの登録とWO公開を確認。
主な分野シースレスCE-MS用スプレーデバイス、キャピラリー電気泳動-質量分析インターフェイス
海外出願True
特願2015-075494/特許第6498497号「シースレスCE-MS用スプレーデバイスの作成方法、シースレスCE-MS用スプレーデバイス、及びシースレスCE-MS装置」 学校法人慶應義塾 / 日本登録。Google Patentsの表示ではJP、US、DEの権利が有効、WO公開は失効扱い。 出典
US9978573B2「Method of creating spray device for sheathless CE-MS, spray device for sheathless CE-MS, and sheathless CE-MS device」 Keio University / 登録。有効とのGoogle Patents表示。 出典
DE112016000855B4「Verfahren zum Herstellen einer Sprühvorrichtung für hüllenlose CE-MS」 Keio University / 登録。有効とのGoogle Patents表示。 出典
WO2016158380A1「シースレスCE-MS用スプレーデバイスの作成方法、シースレスCE-MS用スプレーデバイス、及びシースレスCE-MS装置」 Keio University / 国際公開。Google Patentsの表示では失効扱い。 出典

会社の規模

従業員2名(2023-06時点) 出典
資本金3,000万円(2026-10時点) 出典
大学との関係教職員等ベンチャー
公式サイトincems.co.jp

大学との関係

大学との関係
慶應義塾大学 慶應義塾大学先端生命科学研究所発ベンチャーとして大学公式ページに掲載。会社概要によると、同研究所で開発された特許技術を基盤に事業を行う。
共同研究
慶應義塾大学 中小企業庁の研究開発プロジェクト情報で、学校法人慶應義塾が共同研究機関として記載されている。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:15件
法人番号:3390001016516
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