高周波で鉛蓄電池の電極を温め、蓄電力の再生を目指す

高周波誘電損加熱と充電を組み合わせ、劣化した二次電池の電極を再生する技術。主な製品・サービスは鉛蓄電池を対象とする。

株式会社JSV 鹿児島大学発 / 鹿児島県 鹿児島市 / 2009年設立
研究発の技術 二次電池 鉛蓄電池再生 高周波誘電損加熱 電極活性化 蓄電池劣化防止 蓄電量計測
2年以上、新しい発信を確認できず 法人登記の閉鎖記録は確認されないが、公式サイトの最新告知は2018年2月で、以降の活動を示す公開情報を確認できなかった。
実用化の段階
研究実証販売
九州経済産業局の事例集は、同社の電池再生サービスについて複数社での実証と国内外の販売実績を掲載している。
2製品
6提携・顧客
2特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

劣化した二次電池を廃棄・交換する費用や資源消費を抑え、蓄電能力を回復・維持することを目指す。

どう動くか

会社の説明では、劣化した鉛蓄電池の電極にできる硫酸鉛結晶を、結晶の誘電損が大きくなる周波数の高周波電流で選択的に加熱し、充電と交互に処理して電極を再活性化する。特許には、周波数を探索して絶縁皮膜を分解する装置構成が記載されている。会社が掲げる「100%再生」などの性能は会社側の主張であり、独立検証を確認できていない。

できるようになること

会社は、再生により電池交換費や廃棄を抑え、蓄電池の再利用を促せると説明する。九州経済産業局の事例集は、フォークリフト用などの再生サービスや、再生電池を使った電動船の開発を紹介している。

技術の出自:鹿児島大学発ベンチャー。大学在任中に生まれた研究成果・特許を基に設立。関連分野は二次電池の電気処理による蓄電能力の再生・劣化防止と蓄電量計測。大学の学部・研究プロジェクト名は確認できず。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • フォークリフト・産業車両用鉛蓄電池
  • ゴルフカート・電動運搬車・電動バイク用電池
  • 太陽光発電設備などの蓄電池
  • ニッケル水素電池を用いた電動船(公的事例集で開発を紹介)

優位性の主張

会社の主張
高周波誘電損で硫酸鉛結晶を加熱分解し、充電と併用して蓄電能力を「100%再生」できると主張。会社の鉛蓄電池再生サービスでは、再生確認できたものだけ料金を請求するとしている。 出典
会社の主張
特許技術は鉛蓄電池だけでなく、リチウムイオン・ニッケル水素電池にも応用可能と説明している。 出典
第三者の評価
九州経済産業局の事例集は、同社が二次電池再生サービスを複数社で実証し、販売実績が国内外にあると紹介する。同資料は掲載情報が企業等からの資料やウェブ情報に基づき、技術や効果を保証しないと明記している。 出典

製品・サービス

販売中
鉛蓄電池100%再生サービス

劣化した鉛蓄電池を現地または預かりで電気処理し、再生後の状態を診断・報告するサービス。 出典

フォークリフト、ゴルフカート、運搬車などの鉛蓄電池を保有する事業者
販売中
鉛バッテリー100%再生充電器(12V・48V等)

高周波誘電損処理と充電を組み合わせ、鉛蓄電池の再生を行う業務用装置。会社は販売・リースを案内。 出典

電池再生事業者、電動バイクメーカー、漁協、フォークリフト・ゴルフカート保有事業者

これまでの歩み 新しい順

2015-08
顧客
株式会社YBM:会社掲載の48V装置案内に、長期使用フォークリフト電池の再生事例を記載。 出典
2014-08
顧客
TOTO株式会社 西日本物流部:会社掲載の実績表にフォークリフト用電池の再生実施を記載。 出典
2014-04
海外
中国:公式サイトの活動履歴に、浙江農林大学で鉛バッテリー再生技術の講演を行った旨の記載がある。 出典
2014-04
顧客
株式会社ベイズ:会社ニュースで、電動バイク用100%再生器の採用を公表。 出典

提携先・顧客

顧客
王子製紙グループ各社 フォークリフト用電池の再生サービスを採用・実施したと会社が掲載。 出典
顧客
TOTO株式会社 西日本物流部 会社掲載の実績表にフォークリフト用電池の再生実施を記載。 出典
顧客
株式会社YBM 会社掲載の48V装置案内に、長期使用フォークリフト電池の再生事例を記載。 出典
顧客
株式会社ベイズ 会社ニュースで、電動バイク用100%再生器の採用を公表。 出典
顧客
レンゴーグループ 九州経済産業局の事例集が、フォークリフト電池再生サービスの実証先として紹介。 出典
顧客
川崎陸送株式会社 九州経済産業局の事例集が、フォークリフト電池再生サービスの実証先として紹介。 出典

特許

2 件 出典
Google Patentsで出願人JSV CO Ltd/株式会社JSVを検索し、会社サイト記載の特許番号も照合して確認できた主要な特許ファミリー2件。番号違いの国別出願はファミリーとして扱った。
主な分野鉛蓄電池の電気処理による再生・劣化防止、二次電池の再生・劣化防止・蓄電量計測
海外出願True
特許第4565362号/JP4565362B1「鉛蓄電池の電気処理による蓄電能力劣化防止と再生装置」 株式会社JSV / 登録(Google Patents表示では日本特許はActive) 出典
特許第5289595号/JP5289595B2「二次電池の蓄電能力劣化防止と再生及び蓄電量計測装置」 株式会社JSV / 登録(Google Patents表示では日本特許はActive) 出典

会社の規模

従業員7名 出典
資本金500万円 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトjsv-univ.co.jp

大学との関係

大学との関係
鹿児島大学 公式会社概要は、大学在任中に発明された特許を基に鹿児島大学発ベンチャーとして設立したと説明している。大学からの特許ライセンス契約、認定称号、施設入居、共同研究、大学関係機関の出資については確認できなかった。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:9件
法人番号:3340001009607
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