時系列データの意味を整理・圧縮し、長期保存を目指す

CSV・JSONなど実世界の時系列データの構造や意味を捉えて、圧縮・整理・保存・可視化を支援するデータ処理技術。自社製品SemantiPackと実世界データ醸造基盤を開発している。

株式会社ExData 名古屋大学発 / 愛知県 名古屋市緑区 / 2022年設立
研究発の技術 実世界データ データ圧縮 メタデータ JSON-LD 時系列データ LLM
実用化の段階
研究実証販売
SemantiPackのWeb・ローカル版ベータを公開し、Google Playでもアプリを配信している一方、会社はベータ終了後の製品版販売を予定としており、公開情報から有償販売や導入実績は確認できない。
2製品
6提携・顧客
1特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

IoTやネット経由で収集されるデータは量や形式が多様で、長期保存やシステム間連携が難しい。会社は、収集データの多くが十分に活用されず、数年以上使える形で保存されにくい課題を挙げている。

どう動くか

実世界データに関するメタデータをJSON-LDで管理し、データ形式を自動解析して構造情報を生成する。SemantiPackは、データの構造・意味を示すRWD Profileを作り、フィールドごとに圧縮レイヤーを適用する。会社はgzipより最大約50%小さく圧縮できると説明しているが、性能はデータや評価条件に依存する。実世界データ醸造基盤では、分類・圧縮・保存・分析を連携させ、利用目的に応じた可視化も目指す。

できるようになること

データを小さく保存し、形式や構造を整理して長期利用しやすくすることで、従来は廃棄・放置されていた交通・気象・金融・インフラなどのデータの継続的な活用を目指す。会社はデータ・サステナビリティの実現につながるとしている。

技術の出自:名古屋大学 工学部・工学研究科の研究室。実世界データ醸造基盤は、東海国立大学機構名古屋大学を代表提案者とするNICT委託研究「データ・サステナビリティのための実世界データ醸造基盤」から発展。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 交通・人流データの保存・分析
  • 気象・金融・インフラなどの時系列データの長期保存
  • CSV・JSONデータの圧縮
  • 組織間・システム間のデータ連携
  • データ構造に応じた自動可視化
  • センサーネットワーク・地域データ収集システム
  • アプリケーション開発・デジタルツイン

優位性の主張

会社の主張
SemantiPackはデータの構造・意味を利用し、会社の評価ではgzip比で最大約50%小さく圧縮、最良のロスレス圧縮手法との比較でも平均約20%小さく圧縮すると説明。公開ページ上の値であり、対象データ・評価条件による。 出典
大学の発表
名古屋大学の紹介では、メタデータに基づきデータフィールドごとに最適な圧縮レイヤーを自動適用し、新たな圧縮アルゴリズムも追加できる設計としている。 出典
第三者の評価
同社論文がIEEE AccessのFeatured Articleに選定された。会社発表によると、同社調べでは2025年1〜7月掲載論文の約0.2%が選定対象。 出典

製品・サービス

試験導入
SemantiPack

CSV・JSONなどの実世界データの構造・意味を使って圧縮するソフトウェア。Web版とローカル版のベータを公開。 出典

実世界データを大量に扱う企業・組織、自治体、研究機関など
研究段階
実世界データ醸造基盤

実世界データのメタデータ管理、構造解析、圧縮、保存、可視化・分析を連携させる研究開発基盤。 出典

官公庁、自治体、民間事業者などのデータ保有組織

これまでの歩み 新しい順

2026-06
助成
愛知県「新あいち創造研究開発補助金 2026年度スタートアップ・トライアル枠採択(高圧縮・高速処理を実現する実世界データ向けメタ圧縮技術の研究開発)」 出典
2026-04
資金調達
第三者割当増資。金額は非公表 出典
2025-11
受賞
IEEE Access「IEEE Access Featured Article(Editor's Choice)選定」 出典
2022-10
資金
NICT高度通信・放送研究開発委託研究に採択(共同研究課題)。国立研究開発法人情報通信研究機構 出典
2022-10
助成
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)「高度通信・放送研究開発委託研究「データ・サステナビリティのための実世界データ醸造基盤」採択」 出典
2022-10
共同開発
国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学:実世界データ醸造基盤の共同研究。NICT委託研究の代表提案者。 出典
2022-10
提携
国立研究開発法人情報通信研究機構:実世界データ醸造基盤の研究開発を委託研究として採択。 出典

提携先・顧客

共同開発
国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学 実世界データ醸造基盤の共同研究。NICT委託研究の代表提案者。 出典
共同開発
特定非営利活動法人位置情報サービス研究機構 実世界データ醸造基盤の共同提案・研究開発。 出典
提携
国立研究開発法人情報通信研究機構 実世界データ醸造基盤の研究開発を委託研究として採択。 出典
顧客
株式会社クラフティア 会社情報ページに主要取引先として掲載。 出典
顧客
トヨタテクニカルディベロップメント株式会社 会社情報ページに主要取引先として掲載。 出典
顧客
株式会社Tokai Innovation Institute 会社情報ページに主要取引先として掲載。 出典

特許

Google Patents、gBizINFOおよび公開された会社資料を確認。公報として特定できた件数は0件だが、会社の公式ドキュメントはSemantiPack関連技術を特許出願中と記載しており、未公開出願を含む実件数ではない。
主な分野実世界データ圧縮、データ構造・意味メタデータ
SemantiPack関連技術(特許出願中、番号・正式名称は未公表) 株式会社ExData / 出願中との会社説明。公報番号・出願日は確認できず 出典

会社の規模

資本金361万円(2026-04時点) 出典
大学との関係学生ベンチャー
公式サイトexdata.co.jp

大学との関係

共同研究
名古屋大学(東海国立大学機構) 会社公式サイトによると、同社、名古屋大学、位置情報サービス研究機構が「実世界データ醸造基盤」を共同研究開発。NICT委託研究の一環として実施。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:9件
法人番号:3180001152175
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