木質パルプを樹脂に混ぜてナノ繊維にほぐし、軽くて強い成形材料を目指す

木質パルプ由来のセルロースナノファイバー(CNF)を樹脂中に分散させた複合材料を製造する。主に京都プロセスを使う。

株式会社ネイチャーギフト 大阪府 東大阪市 / 2020年設立
研究発の技術 セルロースナノファイバー CNF強化樹脂 京都プロセス パルプ直接混練法 バイオマス材料 樹脂コンパウンド
実用化の段階
研究実証販売
公式サイトで標準グレードと受託生産を案内し、公的サンプル一覧には製品名、価格問い合わせ方法、成形品例と提供先が掲載されている。
3製品
5提携・顧客
0特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

CNFは樹脂になじみにくく、ナノ化や乾燥、樹脂への均一分散に手間とコストがかかる。これらを抑えてCNF強化樹脂を実用化する。

どう動くか

パルプをあらかじめ疎水化し、熱で溶かした樹脂と押出機で混練する。混練中にパルプがナノ繊維へほぐれ、樹脂中に分散するため、CNFを先に単離・乾燥してから混ぜる工程を省ける。会社は、この工程による製造コスト低減の可能性を説明している。

できるようになること

会社は、自動車・通信機器・電気製品などの成形用素材として、軽量・高強度の樹脂材料を提供する構想を説明している。植物由来材料やリサイクル樹脂との複合化も進めている。

技術の出自:京都大学 生存圏研究所のバイオナノマテリアル研究、京都市産業技術研究所との連携による「京都プロセス」。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 自動車部品
  • 通信機器・電気製品
  • 家電
  • 建材
  • 包装・容器
  • 日用品・生活用品
  • 工業部品・各種コンテナ

優位性の主張

会社の主張
京都プロセスにより、疎水化パルプを用いてCNF樹脂コンパウンドを安価に生産できる可能性があると説明している。 出典
会社の主張
標準品としてBio-HDPE、PP、PA6系などを用意し、セルロース含有率10 wt%のグレードを掲載している。掲載物性は目安で保証値ではない。 出典
会社の主張
2024年のCNF展示会出展者紹介では、同社材料の特徴として高強度、高弾性、耐熱性向上、低線熱膨張、リサイクル性向上を挙げている。 出典

製品・サービス

販売中
NCNFシリーズ

変性パルプと樹脂を複合化したペレット状CNF強化樹脂。標準品とカスタム品がある。 出典

樹脂成形メーカー、自動車・家電・建材・包装・生活用品メーカー
販売中
Nacel® N-40PP / N-40BIOPE

PPまたはバイオPEをベースにCNFを40%配合したマスターバッチ。樹脂で希釈して使用する。 出典

樹脂成形メーカー
販売中
カスタムCNF複合材料

PLA、PBS、PA11、リサイクル樹脂などを顧客仕様に応じてCNFと複合化する受託品。 出典

樹脂成形メーカー、環境配慮型材料を検討するメーカー

これまでの歩み 新しい順

2020-09
共同開発
株式会社ヘキサケミカル:会社設立に共同で関与。着色・機能付与の提案にも同社技術を利用。 出典
2020-09
共同開発
京都大学:CNF材料の事業化を進める大学発ベンチャーとして設立。京都プロセスの研究基盤。 出典

提携先・顧客

共同開発
株式会社ヘキサケミカル 会社設立に共同で関与。着色・機能付与の提案にも同社技術を利用。 出典
共同開発
京都大学 CNF材料の事業化を進める大学発ベンチャーとして設立。京都プロセスの研究基盤。 出典
共同開発
ニッポン高度紙工業株式会社 同社CMFを使ったマスターバッチをネイチャーギフトと協力して提供。 出典
顧客
株式会社上山製作所 ネイチャーギフト公式事業ページに採用事例として掲載。 出典
顧客
ベス工業株式会社 CNF入りPP成形品「POCKETTA」の提供先として公的サンプル一覧に記載。 出典

特許

公開情報では確認できていない。

会社の規模

従業員5名(2020-12-10時点) 出典
公式サイトnaturegifts.co.jp

大学との関係

大学との関係
京都大学 京都大学の研究成果を事業化するため、京都大学生存圏研究所の教授と株式会社ヘキサケミカルが共同で設立したベンチャーとして紹介されている。大学による認定、ライセンス、出資の有無は確認できなかった。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:8件
法人番号:3130001067642
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