エンジン発電と補助バッテリーで、最大200分の飛行を目指す産業用ドローン

エンジン発電機で飛行用電力を供給し、バッテリーを補助電源に使う産業用ハイブリッド・マルチローターUAV。

株式会社エアロジーラボ 大阪大学・京都工芸繊維大学発 / 大阪府 箕面市 / 2012年設立
技術を使った製品・サービス 産業用ドローン UAV マルチローター ハイブリッド推進 エンジン発電機 物流
実用化の段階
研究実証販売
公式サイトでAeroRangeシリーズを製品として掲載し、2020年から受注・販売開始の報道があり、2024年にも実機販売仕様と実証利用が確認できる。
3製品
9提携・顧客
4特許
6出資者

しくみ

解こうとしている課題

バッテリー式ドローンは実運用できる飛行時間が短く、長距離の物流や長時間の測量・点検などに制約があると同社は説明しています。

どう動くか

エンジンで発電機を回してモーターとローターに電力を供給し、電圧低下時などは搭載バッテリーが補助します。燃料と発電機を載せることで、電池だけで飛ぶ機体より長時間の飛行を狙います。同社は、燃料タンク配置や冷却、機体構造なども自社設計し、機体ごとのカスタマイズに対応すると説明しています。G4-Sの公表仕様は最大200分(無積載)、積載3kgで150分です。

できるようになること

同社は、長時間飛行によって物流、災害対応、農業、測量、インフラ点検などでのドローン活用を目指しています。国土交通省の実証では測量機器を搭載した飛行も行われましたが、実装範囲や継続的な商用効果は公開情報から確認できません。

出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 長距離・長時間の物資輸送
  • 医薬品配送
  • 測量・レーザー点群計測
  • インフラ点検
  • 災害対応・捜索
  • 農業
  • 空中撮影・映像制作

優位性の主張

会社の主張
同社は、エンジン発電機とバッテリーを組み合わせるAeroRangeシリーズで、最大2時間以上の飛行と4〜11kgの積載を可能としていると説明。機種・搭載重量など条件により異なる。 出典
会社の主張
G4-Sの会社公表仕様は最大飛行時間200分(無積載)、150分(3kg積載)、最大ペイロード7kg。飛行時間は機体条件・搭載重量に依存する。 出典
会社の主張
同社は、機体設計から行い、パワーユニット・燃料・仕様の変更に柔軟に対応できること、燃料タンク配置やエンジン冷却などの特許技術を強みとして挙げている。 出典
第三者の評価
国土交通省の2024年実証では、AeroRange G4-Sがレーザー測量機器を搭載し、実飛行時間2時間1分を記録した。残燃料から最長2時間49分と推定された値は実測飛行時間ではない。 出典

製品・サービス

販売中
AeroRangeシリーズ

エンジン発電機と補助バッテリーを搭載した産業用ハイブリッド・マルチローターUAV。機体販売と個別仕様への対応を行う。 出典

物流、測量、インフラ点検、農業、防災分野の事業者・自治体など
販売中
AeroRange G4-S

最大ペイロード7kgのハイブリッド・マルチローターUAV。会社資料では最大200分(無積載)、150分(3kg積載)の飛行時間。 出典

測量、点検、物流、防災分野の事業者・自治体など
販売中
UAV開発・実験等の受託

UAVの設計・製造、各種実験や開発の受託、空中撮影・映像制作を提供。 出典

UAV導入企業、研究機関、自治体等

これまでの歩み 新しい順

2024-07
実証
エアロダインジャパン株式会社:千葉市でのレベル3医薬品配送実証に機体提供者・運航者として参画。 出典
2024-07
規制・認証
航空法に基づく無人航空機の飛行・機体認証制度(2024年にAeroRange G4-Sを使ったレベル3医薬品配送の実証に参画。機体認証・型式認証の取得公表は確認できず。) 出典
2024-02
実証
国土交通省:長時間飛行の実証にAeroRange G4-Sで参加。測量機器搭載飛行を実施。 出典
2023-07
海外
マレーシア:エアロダインジャパンと連携し、セランゴール州でAeroRange Quadの性能試験・用途検証を開始した。 出典
2023-03
共同開発
株式会社交通電業社:量産型ハイブリッドドローンの機体製造を委託する契約を締結。 出典
2022-05
資金調達
FUNDINNOを介した新株予約権型資金調達の募集。金額は非公表 出典
2021-01
共同開発
株式会社ユーグレナ:2021年、AeroRangeQuadでバイオ燃料飛行の共同実験を実施。 出典
2020-05
共同開発
株式会社自律制御システム研究所(ACSL):AeroRange PROにACSL製フライトコントローラーを採用し、国産ハイブリッドドローンの社会実装に向け連携。 出典
残りの4件を表示
2020-04
資金調達
第三者割当増資。1.2億円。株式会社テレビ愛媛、株式会社テレビ宮崎、株式会社テレビ長崎、KOBASHI ROBOTICS株式会社 出典
2019-03
認定
京都市ベンチャー企業目利き委員会(京都高度技術研究所)「Aランク認定「ドローンの社会実装促進に資するハイブリッド型ドローンの開発および販売」」 出典
2019-02
資金調達
出資(額・ラウンド名非公表)。金額は非公表。株式会社グローカリンク 出典
2018-09
資金調達
関西テレビ放送の出資(額・ラウンド名非公表)。金額は非公表。関西テレビ放送株式会社 出典

提携先・顧客

共同開発
株式会社自律制御システム研究所(ACSL) AeroRange PROにACSL製フライトコントローラーを採用し、国産ハイブリッドドローンの社会実装に向け連携。 出典
共同開発
ヤマダパワーユニット株式会社 ハイブリッド型ドローン用パワーユニットの共同開発を発表。 出典
共同開発
株式会社リバネス ハイブリッドドローンの試作から量産までの製造体制構築に関する業務提携。 出典
共同開発
KOBASHI ROBOTICS株式会社 ハイブリッドドローンの試作・量産体制構築に関する業務提携。 出典
共同開発
成光精密株式会社 ハイブリッドドローンの試作・量産体制構築に関する業務提携。 出典
共同開発
株式会社交通電業社 量産型ハイブリッドドローンの機体製造を委託する契約を締結。 出典
残りの3件を表示
共同開発
株式会社ユーグレナ 2021年、AeroRangeQuadでバイオ燃料飛行の共同実験を実施。 出典
実証
国土交通省 長時間飛行の実証にAeroRange G4-Sで参加。測量機器搭載飛行を実施。 出典
実証
エアロダインジャパン株式会社 千葉市でのレベル3医薬品配送実証に機体提供者・運航者として参画。 出典

特許

4 件 出典
Google Patentsで出願人名「株式会社エアロジーラボ」および英語表記「Aero G Lab Co Ltd」を検索し、会社名義と確認できた国内公開公報を4件記録。調査範囲内の確認数であり網羅件数を保証しない。
主な分野マルチコプターの機体構造・ローター配置、エンジン発電機・燃料タンクの搭載構成、マルチコプターの着陸システム・離着陸補助
JP2021000941A「マルチコプターの着陸システム」 株式会社エアロジーラボ / 出願中(Google Patents表示) 出典
JP2021109622A / JP7308769B2「マルチコプター、離着陸補助装置、着陸方法、離陸方法」 株式会社エアロジーラボ / 登録(JP7308769B2、Google Patents表示) 出典
JP2021037932A / JP7481849B2「マルチコプター」 株式会社エアロジーラボ / 登録(JP7481849B2、Google Patents表示) 出典
JP2021178622A / JP6811506B1「マルチコプター」 株式会社エアロジーラボ / 登録(JP6811506B1、Google Patents表示) 出典

会社の規模

従業員10名(2026-03-24時点) 出典(Gビズインフォ)
資本金7,445万円 出典
大学との関係学生ベンチャー
公式サイトaerog-lab.com
決算期売上高純利益純資産総資産
2021-03-31—-1.41億円—1.46億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学との関係
大阪大学 会社概要に大阪大学大学院所属の技術顧問を記載。大学教員との顧問関係を確認した。個別の共同研究・ライセンス・出資は確認できず。 出典

出資者(公開情報で確認できた6社)

関西テレビ放送株式会社*株式会社グローカリンクKOBASHI ROBOTICS株式会社株式会社テレビ愛媛株式会社テレビ宮崎株式会社テレビ長崎
事業会社(CVCを含む) 6

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:19件
法人番号:3120001173268
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