メチルセルロースで細胞を集め、内部構造を調整した細胞塊を作る

メチルセルロース(MC)法で細胞を凝集させ、細胞だけでなく高分子やゲルビーズなども含む、形状・内部構造を調整した3次元細胞凝集体(スフェロイド)を作製する技術。

エコセル株式会社 横浜市立大学発 / 神奈川県 横浜市金沢区 / 2022年設立
研究発の技術 細胞培養 スフェロイド 3次元細胞凝集 メチルセルロース法 創薬支援 バイオ・ヘルスケア
実用化の段階
研究実証販売
研究用スフェロイド受託作製・コンサルティングサービスが富士フイルム和光純薬とフナコシのサービス情報に掲載されている。
1製品
3提携・顧客
1特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

接着力が弱い細胞など、従来法では凝集しにくい細胞のスフェロイド化や、細胞塊内部の構造を制御することを目指す。

どう動くか

細胞懸濁液をMC培地に加えて細胞を凝集させる。横浜市立大学名義の特許技術では、膨潤性材料の中で細胞と水溶性高分子を一緒に凝集させ、細胞塊の中に高分子を保持する。細胞の種類や配合、吐出条件を調整し、細胞の配置や内部構造、球体以外の形も設計する。

できるようになること

同社と提携先は、スフェロイドを使うことで肝臓に近い実験結果が得られることを期待している。創薬研究などで、細胞の立体構造や内部環境を反映した評価に使える可能性がある。

技術の出自:横浜市立大学大学院生命ナノシステム科学研究科の再生生物学分野。創薬支援用ミニチュア臓器を扱うAMED-MPS事業(2017〜2021年度)との関連が大学から説明されている。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5

使われる場面

  • 創薬研究・薬剤応答評価
  • 肝細胞などを用いた細胞培養・評価
  • 再生医療関連の研究
  • 細胞凝集体の設計・作製受託

優位性の主張

会社の主張
同社はMC法を用い、細胞の種類や利用者の要望に合わせてスフェロイドを作製し、内部構造も設計できるとしている。 出典
会社の主張
同社の受託サービス紹介では、従来法では作製が困難だった接着力の弱い細胞でも、スフェロイド作製の実績があるとしている。 出典
第三者の評価
フナコシの比較紹介では、ヒトiPS細胞由来肝細胞について、従来法では凝集が困難だった一方、エコセルの技術でスフェロイド化に成功し、CYP3A4など肝臓特異的遺伝子の発現量が平面培養と同等以上に亢進したと報告されている。 出典

製品・サービス

販売中
スフェロイド受託作製・コンサルティングサービス

顧客の細胞を用いたカスタムスフェロイドの作製、設計相談、評価・技術指導を行う研究用サービス。 出典

製薬企業、大学・研究機関など、創薬や細胞培養の研究者

これまでの歩み 新しい順

2024-03
販売提携
株式会社フェニックスバイオ:PXB-cells RFを用いるスフェロイドを協業検証し、同社が販売・受注、エコセルが作製・発送する計画を公表。 出典
2021-08
助成
JST SCORE事業・大学推進型(拠点都市環境整備型)GAPファンド採択。国立研究開発法人科学技術振興機構(JST) 出典

提携先・顧客

販売提携
株式会社フェニックスバイオ PXB-cells RFを用いるスフェロイドを協業検証し、同社が販売・受注、エコセルが作製・発送する計画を公表。 出典
販売提携
フナコシ株式会社 エコセルのカスタムスフェロイド作製受託サービスを同社の製品・受託サービス情報に掲載。 出典
販売提携
富士フイルム和光純薬株式会社 エコセルのスフェロイド受託作製サービスを受託サービスとして掲載。 出典

特許

1 件 出典
Google Patents、横浜市立大学の知財情報、会社・販売先の公表情報を照合し、関連する特許ファミリー1件を確認。日本・米国の登録公報とWO公報を確認した。会社名義の出願件数ではない。
主な分野細胞凝集体・スフェロイド形成、細胞と水溶性高分子の共凝集
海外出願True
特許第6176770号「高分子を細胞と共に凝集させる技術」/WO2016182022A1/US11066660B2 公立大学法人横浜市立大学 / 日本・米国で登録・Active。WO公報はCeasedと表示。エコセルは大学から特許技術の使用許諾を受けていると報道されている。 出典

会社の規模

大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトecocell.biz

大学との関係

大学の認定
横浜市立大学 大学公式一覧で「横浜市立大学発認定ベンチャー(研究成果活用型)」として掲載。会社概要には横浜市立大学 理学系研究棟313号室を所在地として記載。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:10件
法人番号:3020001147364
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