微細藻類を培養して油脂を回収し、食品や化粧品の原料にする

微細藻類を培養・回収して油脂やバイオ原油を生産し、DHA原料や化粧品素材、燃料・樹脂原料へ活用する技術。

藻バイオテクノロジーズ株式会社 筑波大学発 / 茨城県 つくば市 / 2015年設立
研究発の技術 微細藻類 藻類バイオマス 藻類培養 藻類油脂 DHA バイオ原油
2年以上、新しい発信を確認できず 公式サイトの新着情報は2024年3月25日の公開告知が最後で、2026年10月時点で2年以上新たな活動情報を確認できず、閉鎖の公的記録も見つからない。公式ニュース
実用化の段階
研究実証販売
政府報告は機能性食品・化粧品原料の生産を記載し、筑波大学の評価資料はデンソーとのハンドクリームの累積販売額が1.5億円超と報告している。一方、バイオ原油・樹脂は実証・開発段階。
4製品
6提携・顧客
4特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

化石資源に依存する燃料・化学品の原料を藻類由来資源に置き換え、藻類の大量培養・収穫・油脂回収にかかるコストを下げること。

どう動くか

藻類の種類や培養条件を選び、排水・下水資源やCO₂を利用して培養し、収穫した藻体から油脂を回収する。下水資源で培養した藻類では水熱液化により有機物を原油状の油へ変換する。会社は下水処理とバイオ原油生産の同時達成を掲げる。筑波大学の特許資料では、特定のボトリオコッカス株が炭化水素を細胞外へ分泌・蓄積し、広い温度範囲で培養できると説明されている。

できるようになること

会社は、下水処理と藻類バイオ原油生産を同時に行い、燃料やバイオプラスチックなどの原料を低コストで供給することを目指す。実現すれば、下水資源の利用と化石資源依存の低減につながるとしている。

技術の出自:筑波大学 藻類バイオマス・エネルギーシステム開発研究センター(ABES)を中心とする藻類バイオマス・エネルギー研究。藻類由来の新規株に関する大学発の研究成果を事業化。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5

使われる場面

  • 機能性食品原料(DHA・EPA等)
  • 化粧品・保湿素材
  • 下水処理と藻類バイオ原油生産
  • 燃料・化学製品原料
  • バイオプラスチック素材
  • アグロサイエンス製品

優位性の主張

会社の主張
下水資源を用いた培養とバイオ原油生産を下水処理と同時に行い、バイオ原油製品を低コストで市場に供給することを目指す。 出典
会社の主張
同社サイト掲載の下水資源研究では、培養藻類有機物の48%が水熱液化装置でバイオ原油に変換されたとしている。 出典
大学の発表
筑波大学の報告は、大量培養技術が採算性を重視した実証段階に入り、低日射・寒冷期を含む日本の条件でも採算可能な生産コストにつながる成果が得られたと説明している。 出典
大学の発表
特許記載のボトリオコッカス株は、35℃を超える条件でも培養可能で、同属の他藻類が増殖しにくい高温条件での選択培養に利点があるとされる。 出典

製品・サービス

販売中
藻類バイオマスオイル由来の機能性食品・化粧品原料

筑波大学の藻類バイオマスオイルを活用した機能性食品や化粧品向け原料。2019年の公的資料で生産中と記載。 出典

食品・化粧品メーカー
販売中
moina(モイーナ)ハンドクリーム

藻類ボトリオコッセンを配合した、デンソーとの連携開発によるハンドクリーム。 出典

一般消費者(デンソー製品)
試験導入
下水資源を用いた藻類バイオ原油

下水資源で藻類を培養し、収穫した藻類を水熱液化してバイオ原油に変換する技術・製品。 出典

下水道事業者、燃料・化学品メーカー
実証
藻類由来高機能バイオプラスチック素材

藻類培養とCO₂固定を組み合わせ、培養藻類からバイオプラスチック素材を製造する共同開発テーマ。 出典

素材・樹脂メーカー、電子機器メーカー

これまでの歩み 新しい順

2023-01
共同開発
一般社団法人藻類産業創成コンソーシアム:筑波大学と共同研究体を構築し、下水資源と土着藻類によるバイオ原油生産を実証。 出典
2022-01
助成
国土交通省 水管理・国土保全局「下水資源を用いた藻類バイオ原油生産と副産物の資源化に関する重点要素技術研究」 出典
2017-10
助成
環境省「CO₂排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業「藻類バイオマスの効率生産と高機能性プラスチック化による協働低炭素化技術開発」」 出典
2017-10
共同開発
三菱マテリアル株式会社:筑波大学・NECと、セメント排ガスCO₂の藻類固定と藻類由来バイオプラスチックを共同開発。 出典
2016-12
共同開発
テックプロジェクトサービス株式会社:DHA含有油脂の製造方法と藻体の脱塩乾燥方法に関する共同特許出願人。 出典

提携先・顧客

共同開発
株式会社デンソー 藻類由来ボトリオコッセンの保湿効果を活用したハンドクリーム「moina」を共同開発。 出典
共同開発
国立大学法人筑波大学 藻類バイオマス・エネルギー研究、藻類培養・油脂回収や下水資源利用の実証で連携。 出典
共同開発
三菱マテリアル株式会社 筑波大学・NECと、セメント排ガスCO₂の藻類固定と藻類由来バイオプラスチックを共同開発。 出典
共同開発
日本電気株式会社 筑波大学・三菱マテリアルと、CO₂固定藻類の培養とバイオプラスチック素材を共同開発。 出典
共同開発
テックプロジェクトサービス株式会社 DHA含有油脂の製造方法と藻体の脱塩乾燥方法に関する共同特許出願人。 出典
共同開発
一般社団法人藻類産業創成コンソーシアム 筑波大学と共同研究体を構築し、下水資源と土着藻類によるバイオ原油生産を実証。 出典

特許

4 件 出典
会社名・英語名と筑波大学の起業関連資料を検索し、関連性を確認できた登録特許・公開出願を4件記録。検索範囲内の確認件数であり、全保有知財の網羅数ではない。
主な分野ボトリオコッカス属の藻類株・炭化水素生産、オーランチオキトリウム属微細藻類のDHA含有油脂製造、藻体の脱塩・乾燥
共同出願人テックプロジェクトサービス株式会社
海外出願True
特許第5534267号「ボトリオコッカス・ブラウニー属の新規株」 登録(Google Patents表示はActive) 出典
特許第6222643号「ボトリオコッカス・ブラウニー属の新規株」 登録 出典
特開2018-093765「オーランチオキトリウム属微細藻類が産生するDHA含有油脂の製造方法」 藻バイオテクノロジーズ株式会社、テックプロジェクトサービス株式会社 / 公開出願。Google PatentsではPending表示 出典
特開2018-093766「オーランチオキトリウム属微細藻類の脱塩乾燥製品の製造方法」 藻バイオテクノロジーズ株式会社、テックプロジェクトサービス株式会社 / 公開出願。登録・審査状況は確認できず 出典

会社の規模

従業員1名 出典
資本金8,095万円(2023-10-20時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトsobio-tech.jp

大学との関係

大学の認定
筑波大学 筑波大学の大学発ベンチャー一覧に掲載。英語版一覧では2008年8月設立として記載されている。 出典
共同研究
筑波大学 会社沿革に、筑波大学の藻類バイオマス・エネルギーシステム開発研究センターと共同研究・特別共同研究を開始した旨を記載。大学資料には「Sobio藻類バイオマス産業化技術・ビジネス開発プロジェクト」の開始日を2015年4月1日と記載。 出典
共同研究
筑波大学 筑波大学、NEC、三菱マテリアルとの共同事業として、藻類によるCO2固定化と高機能バイオプラスチック素材の製造技術開発に着手。 出典
共同研究
筑波大学 国土交通省の下水道応用研究プログラムで、筑波大学などと共同研究体を構築し、下水資源と土着藻類を用いたバイオ原油生産技術の実証研究を実施したと会社沿革に記載。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:15件
法人番号:3010901025059
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