気道細胞の小胞で、肺の線維化を抑える治療薬を開発する

気道上皮細胞などが分泌する細胞外小胞(EV)を治療薬として開発。主力候補EM-001は特発性肺線維症を対象とする。

株式会社EVerMed 東京慈恵会医科大学発 / 東京都 港区 / 2024年設立
研究発の技術 細胞外小胞(EV) エクソソーム バイオ医薬品 呼吸器疾患 特発性肺線維症 慢性閉塞性肺疾患
実用化の段階
研究実証販売
EM-001は2026年2月時点でヒト初回投与試験前の非臨床開発段階と大学が公表しており、販売実績や承認の公表は確認できない。
2製品
5提携・顧客
0特許
4出資者

しくみ

解こうとしている課題

特発性肺線維症などの難治性呼吸器疾患で、線維化や細胞老化を抑える新しい治療法の開発を目指す。

どう動くか

EVは細胞が分泌するナノサイズの小胞で、miRNAやタンパク質などを他の細胞へ運びます。EM-001はヒト気道基底細胞由来のEVで、内包物の作用により細胞老化や線維化を抑えることを目指します。大学の研究では、TGF-βで誘導される筋線維芽細胞への分化を抑制。会社はEVの精製・製造法と、標的分子を表面に提示する設計技術も開発しています。

できるようになること

実用化すれば、細胞老化や線維化に働きかける呼吸器疾患治療の選択肢になり得ます。会社は、疾患抑制と組織再生の両立を目標に掲げています。

技術の出自:東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 次世代創薬研究部を中心とする、気道上皮細胞由来エクソソーム・細胞外小胞の呼吸器疾患研究。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 特発性肺線維症(IPF)
  • 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
  • 呼吸器疾患における線維化・細胞老化への治療アプローチ

優位性の主張

会社の主張
会社は、EM-001のEV純度が99%超で、宿主細胞由来タンパク質とDNAを検出限界未満に低減し、臨床用の拡張可能な製造工程とロット間再現性を確立したと説明している。 出典
会社の主張
会社は、ヒト気道基底細胞由来EVについて、MHC-I低発現・HLA-G高発現による低免疫原性、炎症解消に関係するmiRNA、肺への送達性を特徴として挙げている。 出典
大学の発表
大学の研究発表では、培養肺線維化細胞にTGF-βと気道上皮細胞由来エクソソームを添加した条件で、筋線維芽細胞への分化抑制効果がピルフェニドンとニンテダニブより高かったと報告している。 出典

製品・サービス

研究段階
EM-001(HBBC-EV)

ヒト気道基底細胞由来の細胞外小胞を用い、特発性肺線維症を対象に開発する治療用製剤。 出典

特発性肺線維症の患者。将来的な開発・販売パートナーとして製薬企業。
研究段階
EM-002

肺線維芽細胞由来EVを用い、慢性閉塞性肺疾患(COPD)を対象に開発する設計型EV治療候補。 出典

COPDの患者。将来的な開発・販売パートナーとして製薬企業。

これまでの歩み 新しい順

2026-04
助成
AMED 希少疾病用医薬品指定前実用化支援事業(EM-001) 出典
2026-02
規制・認証
EM-001の開発段階(2026年2月の大学発表では「ヒト初回投与試験実施前(非臨床開発段階)」。2024年の発表では東京慈恵会医科大学と第I相試験を進める予定としている。承認・販売の公表は確認できず。) 出典
2025-01
資金調達
シードラウンド最終クローズ。1.8億円。ニッセイ・キャピタル株式会社 出典
2025-01
資本提携
ニッセイ・キャピタル株式会社:シードラウンド最終クローズで出資。 出典
2024-10
資金調達
シードラウンド第2回クローズ。金額は非公表。住商ファーマインターナショナル株式会社 出典
2024-10
資本提携
住商ファーマインターナショナル株式会社:シードラウンド第2回クローズで出資。 出典
2024-08
資金調達
シードラウンド第1回クローズ。2.8億円。早稲田大学ベンチャーズ株式会社、三愛株式会社 出典
2024-08
提携
杏林製薬株式会社:EM-001の国内開発・販売権について、期間を定めたライセンスオプション契約を締結。 出典
2024-08
資本提携
早稲田大学ベンチャーズ株式会社:創業投資を実施。投資家として会社の事業化を支援。 出典

提携先・顧客

共同開発
東京慈恵会医科大学 大学研究成果を基盤に、EM-001の開発と第I相試験を共同で進める予定。 出典
提携
杏林製薬株式会社 EM-001の国内開発・販売権について、期間を定めたライセンスオプション契約を締結。 出典
資本提携
住商ファーマインターナショナル株式会社 シードラウンド第2回クローズで出資。 出典
資本提携
ニッセイ・キャピタル株式会社 シードラウンド最終クローズで出資。 出典
資本提携
早稲田大学ベンチャーズ株式会社 創業投資を実施。投資家として会社の事業化を支援。 出典

特許

公開情報では確認できていない。

会社の規模

資本金1.7億円(2024年度調査時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトevermed.jp

大学との関係

大学の認定
東京慈恵会医科大学 大学の2023年度事業報告に、学内発ベンチャーとして同社の申請に関する記載があり、2024年度事業報告では同社を学内ベンチャーと記載。 出典
ライセンス
東京慈恵会医科大学 大学の2024年度事業報告に、学内ベンチャーである同社への実施許諾契約に関する記載。 出典

出資者(公開情報で確認できた4社)

事業会社(CVCを含む) 2銀行・金融機関系 1大学系(大学VC・大学) 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:12件
法人番号:3010401181906
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