数理最適化で人員や設備の条件に合う計画を探す

数理最適化を中核に、AIによるモデリング支援や古典・量子計算を組み合わせ、企業の複雑な計画・割当問題を解く技術。

株式会社JIJ 東北大学・東京科学大学発 / 東京都 文京区 / 2018年設立
研究発の技術 数理最適化 組合せ最適化 量子アニーリング 量子・古典ハイブリッド計算 最適化ソルバー AIモデリング支援
実用化の段階
研究実証販売
JijZeptの有償プランを公開し、JNC株式会社での製造計画最適化導入事例を公表している。
4製品
9提携・顧客
4特許
9出資者

しくみ

解こうとしている課題

制約が多い生産・配送・勤務計画などは、手作業や一般的な計算手法では、限られた時間内に実行可能な計画を作るのが難しい場合がある。

どう動くか

人員・設備・時間などの条件と目的を数理モデルにし、問題の構造に合うアルゴリズムや計算資源で解を探索する。JijZeptはモデル作成から求解・実行までを支援し、量子計算も扱う。Solver v4は分枝限定法、制約プログラミング、ヒューリスティクスを組み合わせ、制約を満たす解を見つけやすくする設計。性能値は会社発表のベンチマーク結果。

できるようになること

JNCの製造計画事例では、作成作業が従来の約6時間から最短1分に短縮したと公表。こうした最適化の適用により、計画業務の省力化や、現場担当者が他業務に使える時間の確保を支援する。

技術の出自:東北大学大学院情報科学研究科の量子アニーリング研究開発センター(T-QARD)を中心とする量子アニーリング研究。JST STARTの支援を経た研究成果ベンチャー。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5

使われる場面

  • 製造業の生産計画・工程計画
  • 物流・配送経路計画
  • 人員・設備のスケジューリング
  • エネルギー需給・供給制御
  • 通信ネットワークや基地局設定の最適化
  • 量子コンピュータ向けミドルウェア・アルゴリズム開発

優位性の主張

会社の主張
JijZeptは課題の定式化から開発、求解、実行、改善までを一貫して支援し、古典計算から量子技術まで課題に応じた計算手法を選べると説明している。 出典
会社の主張
会社測定では、2026年7月のMIPLIBベンチマーク232問で実行可能解の獲得率が旧版68.5%、新バージョン82.8%。比較条件は製品ページ記載の当社測定。 出典
会社の主張
JijZept Solver v4は分枝限定法・制約プログラミング・ヒューリスティクスの協調並列を採用し、実務問題で実行可能解を得やすくすることを目指すと説明している。 出典

製品・サービス

販売中
JijZept

最適化のモデリング、開発、求解、実行を支援する企業向けソフトウェアプラットフォーム。 出典

数理最適化を業務に利用する企業、研究開発部門、エンジニア
試験導入
JijZept Solver v4 beta

生産・配送・スケジューリングなどの制約付き最適化問題を解くソルバー。 出典

既存のJijZeptユーザー、先行パートナー、企業のR&D部門
試験導入
JijZept AI

対話形式で最適化モデルの構築、求解、可視化を支援するAIアシスタント。 出典

最適化モデルを作成する企業担当者、開発者、研究者
販売中
Qamomile

Pythonで量子プログラムを記述し、複数の量子SDKや中間表現へ変換・実行するOSS。 出典

量子アルゴリズムを開発する企業、研究者、開発者

これまでの歩み 新しい順

2026-08
資金調達
第三者割当増資。8.4億円。グローバル・ブレイン株式会社、KDDI株式会社、三菱電機株式会社、ANAホールディングス株式会社、ヤマトホールディングス株式会社、富士通ベンチャーズ株式会社 出典
2026-05
海外拠点
ドイツ:ハンブルクにJIJ EU(JIJ GmbH)を設立し、欧州での産業向け最適化ソリューション展開を進める。 出典
2025-08
助成
NEDOポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業 出典
2025-08
受賞
科学技術振興機構(JST)「大学発ベンチャー表彰2025 日本ベンチャー学会会長賞」 出典
2025-08
共同開発
国立研究開発法人産業技術総合研究所:量子誤り訂正・緩和のデータ基盤とエミュレーション基盤を共同開発。 出典
2025-02
資金調達
KDDI Open Innovation Fund 3号による出資。金額は非公表。KDDI株式会社 出典
2025-02
共同開発
KDDI株式会社:量子・AI共通基盤の構築と最適化ユースケース探索で連携。 出典
2024-12
海外提携
英国:英国の量子スタートアップORCA Computingと量子コンピューティング技術に関する戦略的パートナーシップを発表。 出典
残りの5件を表示
2024-12
共同開発
ORCA Computing:光量子計算機と最適化ソフトウェアを組み合わせる基盤を共同開発。 出典
2023-06
提携
日本マイクロソフト株式会社:JijZeptのクラウド基盤としてAzureを採用。 出典
2020-08
資金調達
第三者割当増資。2億円。ANRI株式会社、株式会社ディープコア、株式会社みらい創造インベストメンツ 出典
2019-08
共同開発
東邦ガス株式会社:JIJとの共同出願特許に、通信端末の設置場所シミュレーションを記載。 出典
2019-02
資金調達
Seed(ANRI出資)。金額は非公表。ANRI株式会社 出典

提携先・顧客

顧客
JNC株式会社 製造計画表の作成を最適化し、作業時間短縮を公表。 出典
共同開発
東邦ガス株式会社 JIJとの共同出願特許に、通信端末の設置場所シミュレーションを記載。 出典
共同開発
国立研究開発法人産業技術総合研究所 量子誤り訂正・緩和のデータ基盤とエミュレーション基盤を共同開発。 出典
共同開発
ORCA Computing 光量子計算機と最適化ソフトウェアを組み合わせる基盤を共同開発。 出典
共同開発
KDDI株式会社 量子・AI共通基盤の構築と最適化ユースケース探索で連携。 出典
共同開発
株式会社KDDI総合研究所 量子技術のユースケース探索や評価ソフト開発で連携。 出典
残りの3件を表示
共同開発
株式会社QunaSys 量子・AI共通基盤と量子計算のユースケース開拓で連携。 出典
共同開発
早稲田大学 量子技術の応用基盤とユースケース探索で連携。 出典
提携
日本マイクロソフト株式会社 JijZeptのクラウド基盤としてAzureを採用。 出典

特許

4 件 出典(Gビズインフォ)
Google Patentsで代表的な3ファミリーおよびその分割出願1件を確認。Gビズインフォは2013~2022年収録の特許9件を表示するが、全件の個別照合は未完了。
主な分野数理最適化問題の定式化支援、最適化・シミュレーション方法、計算プログラムおよびデータ構造
海外出願True
JP7034528B1「方法、データ構造およびプログラム」 JIJ Inc / 登録・Active(Google Patents表示) 出典
JP7420338B2「シミュレーション方法、プログラムおよびシミュレーション装置」 東邦ガス株式会社、JIJ Inc / 登録・Active(Google Patents表示) 出典
JP7628738B1「数理最適化問題の定式化を支援するシステムおよびプログラム」 JIJ Inc / 登録・Active(Google Patents表示) 出典
JP2025134632A「System and program」(JP2024032275Aの分割出願) JIJ Inc / 出願中(Google Patents表示) 出典

会社の規模

従業員44名(2025-07時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトj-ij.com

大学との関係

大学の認定
東京科学大学(旧東京工業大学) 大学発ベンチャー称号を取得。大学側の発表は同社を東京科学大学の研究室から生まれた企業と紹介している。 出典
大学の施設
東京科学大学(旧東京工業大学) 大学の支援を受け、INDESTに入居。 出典
共同研究
早稲田大学 量子コンピューターの技術開発と事業化に関する複数組織のパートナーシップに参加。 出典

出資者(公開情報で確認できた9社)

事業会社(CVCを含む) 6独立系VC 3

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:25件
法人番号:3010001196800
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