磁場で硬さや流れやすさを変え、ブレーキや振動を制御

磁場や電場、外力で粘弾性などが変わるスマート流体・ソフトマターと、それを使う制御デバイスの研究開発。

株式会社SmartTECH Lab. 宮城県 仙台市青葉区
研究発の技術 MR流体 ドライMR流体 MRエラストマー スマート流体 機能性材料 磁気レオロジー
実用化の段階
研究実証販売
超小型EVに搭載したブレーキの性能評価やクラッチの実機試験が公表されている一方、生産用試作機の開発中とされ、販売実績は確認できない。
6製品
2提携・顧客
0特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

磁場などで特性を調整できる材料を使い、機械・車両・ロボットの制動、振動制御、駆動などを柔軟に制御するデバイスの実用化を目指す。

どう動くか

MR流体では、液体中の強磁性粒子が磁場で鎖状の構造を作り、流れにくさが変わる。ドライMR流体は油を含まない磁性粉体、MRエラストマーは磁性粒子をゴムなどに混ぜて硬化した材料。磁場の強さや分布を調整し、ブレーキやダンパの力を制御する。東北大学の説明では、MR流体の応答は数ミリ秒単位で可逆的に変化する。

できるようになること

大学の説明では、これらの材料をダンパ、ブレーキ、クラッチ、アクチュエータ、センサ、振動発電に応用し、産業機械、車両、ロボットなどの機能向上と実用化を目指す。

技術の出自:東北大学 流体科学研究所・未来科学技術共同研究センターにおける機能性流体工学、スマート流体・ソフトマター研究。関連プロジェクトは「機能性混相流体・材料の創製と計測・シミュレーション評価」。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 産業機械の制動・速度制御
  • 車両用ブレーキ、振動制御、サスペンション
  • ポンプ駆動用クラッチ・軸継手
  • 建築物の免震・制振
  • 研磨面の局所圧力制御
  • センサ、振動発電
  • ロボット

優位性の主張

大学の発表
ドライMR流体は油を含まない高流動性の磁性粉体で、−50〜160℃の環境で安定して使用できると説明している。 出典
大学の発表
ドライMR流体を用いた超小型EV向けブレーキについて、広い温度環境での作動と柔軟な制御、素早い応答を実車輪に組み込んだ試験で確認したと説明している。 出典
大学の発表
磁性粒子を配向したMRエラストマーでは、せん断変形に伴って透磁率が大きく変わる特性を振動発電に利用したと説明している。 出典

製品・サービス

研究段階
先進スマート流体・ソフトマター

オイル系・ドライMR流体、MRエラストマーなどの機能性材料を研究開発。 出典

産業機械、車両、ロボットなどの機器メーカー・研究機関
実証
ドライMR流体ブレーキ

ドライMR流体を用いたブレーキ。超小型EVに搭載し、ブレーキ・バイ・ワイヤで評価した。 出典

車両メーカー、ブレーキ・制御システム関連企業
実証
MR流体クラッチ/軸継手

磁場で伝達トルクを制御するクラッチ。実機試験済みで、生産用試作機を開発中。 出典

産業機械・ポンプ設備メーカー
研究段階
MR流体ポーラス複合材ダンパ

多孔質材にMR流体を含浸させた複合材を使い、免震・制振向けダンパを開発。 出典

建築・免震・制振関連企業
実証
MRエラストマー局所圧力制御装置

磁場分布でMRエラストマーの局所剛性・面圧を調整する研磨ヘッド向け試作装置。 出典

研磨装置メーカー、製造業
研究段階
MRエラストマー振動発電デバイス

変形で変化する透磁率を利用し、電磁誘導で振動エネルギーを電力に変換。 出典

センサ・エネルギーハーベスティング関連企業

これまでの歩み 新しい順

2024-09
共同開発
株式会社荏原製作所:軸流ポンプ駆動用MR流体軸継手の開発・実装に関する共同発表に参加。 出典
2023-04
共同開発
東北大学:大学の研究成果の事業化を掲げ、機能性流体・材料の研究開発と製品化を連携。 出典

提携先・顧客

共同開発
東北大学 大学の研究成果の事業化を掲げ、機能性流体・材料の研究開発と製品化を連携。 出典
共同開発
株式会社荏原製作所 軸流ポンプ駆動用MR流体軸継手の開発・実装に関する共同発表に参加。 出典

特許

公開情報では確認できていない。

会社の規模

大学との関係研究成果ベンチャー

大学との関係

大学との関係
東北大学 東北大学の公式資料は、同社を研究室の研究成果の事業化を目的に設立された東北大学発ベンチャーとして紹介し、産学連携先端材料研究開発センターのプロジェクトとして掲載している。プロジェクト開始時期は2023年4月。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:5件
法人番号:2370001049790
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