吸着と減圧を繰り返し、混合ガスから必要な成分を分ける
活性炭やゼオライトなどの吸着材を使い、混合ガスから目的の成分を分離・精製するPSA(圧力スイング吸着)技術と装置設計。
吸着技術工業株式会社 長崎大学発 / 長崎県 大村市 / 2006年設立
技術を使った製品・サービス 圧力スイング吸着(PSA) 真空圧力スイング吸着(VPSA) ガス分離 ガス精製 吸着剤 バイオガス
買収・子会社化 フタムラ化学株式会社が2017年1月27日に買収したと公表し、現在も公式サイトでフタムラ化学グループの一員として製品を製造・販売しています。
実用化の段階
研究実証販売
公式サイトに食品工場、焼却施設、バイオガスプラント、工場、下水処理場などへの装置納入実績が複数掲載されています。
3製品
3提携・顧客
7特許
1出資者
しくみ
解こうとしている課題
工場排ガスやバイオガスなどから有用ガスを回収・精製し、特殊な混合ガスも用途に合わせて分離すること。窒素・酸素のオンサイト供給やガス貯蔵にも対応します。
どう動くか
混合ガスを吸着塔に加圧して通し、成分ごとの吸着量や吸着速度の差を利用します。吸着材に捕まった成分は減圧で脱着され、塔を切り替えながら吸着と再生を繰り返すことで連続処理します。原料ガスや用途に応じて吸着材・工程・装置を設計し、窒素・酸素の発生、水素・メタンの精製、二酸化炭素回収などに応用しています。
できるようになること
同社は、排ガス中の二酸化炭素回収、水素の精製、バイオガス由来メタンの燃料利用、工業ガスの自家供給などへの活用を示しています。回収ガスの再利用やボンベ供給からの切替を通じ、資源循環や供給コスト低減に寄与すると説明しています。
技術の出自:長崎大学発ベンチャー。2008年の産学官連携ジャーナル記事では、技術の研究開発背景として三菱重工業長崎研究所、東京大学生産技術研究所などを挙げ、長崎大学・九州大学との吸着剤・吸着装置の共同研究・特許出願にも言及しています。学部・研究プロジェクト名は確認できません。 出典1 出典2 出典3
使われる場面
- 工業用窒素・酸素のオンサイト発生
- 燃焼排ガスなどからの二酸化炭素回収・濃縮
- 水蒸気改質ガスやオフガスからの水素精製・回収
- 下水汚泥、食品廃棄物、家畜排泄物由来のバイオガスからのメタン精製
- バイオマスガス化改質ガスの水素・一酸化炭素精製
- ガスの脱湿、ヘリウム回収、吸着剤試験
- 低圧メタンの貯蔵・輸送
優位性の主張
製品・サービス
これまでの歩み 新しい順
提携先・顧客
販売提携
フタムラ化学株式会社 製品の営業・販売窓口。2017年に同社グループ会社となった。 出典
共同開発
山鹿都市ガス株式会社 NEDO採択の精製バイオガス高効率輸送・導管供給技術開発に参加。 出典
共同開発
合同会社バイオガス・ネット・ジャパン NEDO採択の精製バイオガス高効率輸送・導管供給技術開発に参加。 出典
特許
主な分野バイオガスからのメタン回収・精製、吸着式ガス分離・精製、有害物質含有ガス・液の処理、オゾン発生・バラスト水処理、二酸化炭素回収
共同出願人JNCエンジニアリング株式会社、佐世保重工業株式会社、国立大学法人九州大学、大日精化工業株式会社、東京ガス株式会社
海外出願True
JP4956089B2/吸着剤を利用したバイオ発酵ガスからのメタンの回収、精製方法 吸着技術工業株式会社 / 登録・Active(Google Patents表示) 出典
WO2009101669A1/吸着剤を利用したバイオ発酵ガスからのメタンの回収、精製方法 吸着技術工業株式会社 / 国際公開。Google Patents表示はCeased 出典
US9144767B2/Gas separation device 吸着技術工業株式会社ほか / 登録・Active(Google Patents表示)。2018年に吸着技術工業の持分譲渡記録あり 出典
JP2015188823A/有害物質含有液の処理方法及び装置 大日精化工業株式会社、吸着技術工業株式会社 / 公開出願 出典
大学との関係
共同研究
長崎大学 吸着剤・吸着装置に関する共同研究や特許の共同出願があったと公表資料に記載。 出典
出資者(公開情報で確認できた1社)
事業会社(CVCを含む) 1
会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。