過熱水蒸気で竹を短繊維や粉末にし、樹脂材料に生かす

竹を常圧の過熱水蒸気で処理して短繊維・粉末を作り、プラスチック複合材や竹抽出液に利用する技術。押出機を使ったバイオマスナノ繊維の製造技術も含む。

合同会社テイクプラス 九州工業大学発 / 東京都 杉並区 / 2014年設立
研究発の技術 バイオマス 竹繊維 過熱水蒸気処理 樹脂複合材料 ナノファイバー 資源循環
2年以上、新しい発信を確認できず 公式サイトは閲覧できますが、確認できた活動情報は2022年の竹バイオマス協議会名簿掲載までで、2年以上の新たな活動根拠は確認できませんでした。
実用化の段階
研究実証販売
会社サイトは竹プラスチック複合材の実用例を紹介し、八女の実証研究センターでは竹繊維・粉末製造設備と技術移転の取り組みが記載されているが、同社自身の継続的な販売実績や販売量は確認できない。
4製品
1提携・顧客
2特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

利用が進まず放置される竹林の資源化と、竹を工業材料として加工する際の繊維化・樹脂との複合化の難しさに取り組む。

どう動くか

竹を常圧の過熱水蒸気で加熱し、繊維束を結び付けるヘミセルロースを優先的に分解してから、破砕・粉砕・分級し、短繊維や粉末を得る。竹抽出液も同処理で製造する。大学保有特許には、竹などのバイオマスを蒸気処理した後、多軸押出機で混練・押出してナノ繊維化し、樹脂と複合化する方法が記載されている。

できるようになること

JSTは、竹をバイオマス粉末に変換し、複合材料として事業化する構想を説明している。工業材料への利用が進めば、放置竹林の資源利用や、再生可能な地域資源を使う材料づくりにつながる可能性がある。

技術の出自:九州工業大学大学院生命体工学研究科の未利用バイオマス・高性能コンポジット研究。JST START「未利用バイオマスからの高性能コンポジット開発プロジェクト」。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 竹短繊維・粉末を用いた樹脂複合材料
  • コンテナ、側溝蓋、デッキ材などの成形品
  • 家電・OA機器・建材・自動車向け材料
  • 竹酢液の農業・畜産・消臭・忌避用途
  • バイオマスナノ繊維と高分子樹脂の複合材

優位性の主張

会社の主張
会社は、常圧の過熱水蒸気でヘミセルロースを優先分解し、竹の短繊維を取り出す方法を紹介している。 出典
大学の発表
JSTのプロジェクト紹介は、常圧の水蒸気で竹をバイオマス粉末に変換し、溶融成形性と機能性を備えた複合材の開発を目指すとしている。 出典
大学の発表
九州工業大学の特許は、過熱水蒸気処理と多軸押出機による混練・押出を組み合わせて、バイオマスナノ繊維と樹脂複合体を作る方法を記載している。 出典

製品・サービス

販売中
竹短繊維・竹粉末および竹プラスチックコンポジット

過熱水蒸気処理した竹を短繊維・粉末化し、樹脂に混ぜた複合材料。会社サイトはコンテナや側溝蓋などの実用例を紹介。 出典

プラスチック成形加工業者、工業材料・製品メーカー
試験導入
過熱水蒸気による竹短繊維・粉末製造技術

常圧の過熱水蒸気処理と粉砕・分級による竹繊維・粉末の製造技術。 出典

竹素材の利用を検討する企業、材料・成形加工事業者
段階不明
過熱水蒸気による竹酢液(竹抽出液)

過熱水蒸気処理で得られる竹抽出液。会社はベンゾピレン類を含まない製法と複数用途を紹介。 出典

農業、畜産、消臭・忌避用途などの利用者
研究段階
バイオマスナノ繊維製造技術

過熱水蒸気処理した繊維を多軸押出機で混練・押出し、ナノ繊維と樹脂複合体を作る特許技術。 出典

これまでの歩み 新しい順

2019-12
共同開発
稲畑ファインテック株式会社:リグノセルロース繊維の製造方法・複合材に関する特許の共同出願人。 出典
2014-12
助成
科学技術振興機構(JST)「大学発新産業創出プログラム(START)起業実証支援「未利用バイオマスからの高性能コンポジット開発プロジェクト」」 出典

提携先・顧客

共同開発
稲畑ファインテック株式会社 リグノセルロース繊維の製造方法・複合材に関する特許の共同出願人。 出典

特許

2 件 出典
Google Patentsで会社名義・共同出願を検索し、関連する九州工業大学名義の基盤技術も加えて2件の特許事項を確認。ファミリー内の国別公開・登録は別件数として数えていない。
主な分野過熱水蒸気によるリグノセルロース繊維製造、バイオマスナノ繊維製造、繊維強化樹脂複合材料、多軸押出機による混練・押出成形
共同出願人稲畑ファインテック株式会社
海外出願True
JP7525848B2/WO2020138496A1「リグノセルロースファイバーの製造方法、リグノセルロースファイバーおよび複合材」 合同会社テイクプラス、稲畑ファインテック株式会社 / 日本登録(JP7525848B2)。国際公開(WO2020138496A1)はGoogle Patents上でCeasedと表示。 出典
JP5660513B1「バイオマスナノ繊維の製造方法およびバイオマスナノ繊維/高分子樹脂複合体の製造方法」 国立大学法人九州工業大学 / 登録・Google Patents上でActive表示。 出典

会社の規模

大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトtakechika.com

大学との関係

大学との関係
九州工業大学 JSTのSTARTプログラムの成果をもとに設立された大学発ベンチャー。未利用バイオマスからの高性能コンポジット開発プロジェクトに関連する。 出典
大学との関係
九州工業大学 大学の研究シーズを活用するベンチャーとして、竹繊維を含むバイオマスコンポジットを大学と共同で展示した記録がある。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:8件
法人番号:2290803002385
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