iPS細胞から膵島や心筋を作り、移植治療を目指す

iPS細胞から膵島細胞や心筋細胞を作製・精製し、細胞移植による治療を目指す再生医療技術。

オリヅルセラピューティクス株式会社 神奈川県 藤沢市
研究発の技術 iPS細胞 再生医療 細胞治療 細胞分化・精製 膵島細胞 心筋細胞
実用化の段階
研究実証販売
OZTx-410は医師主導第1/1b相治験で患者への初回移植まで進んでいるが、販売開始や承認は確認できない。
3製品
7提携・顧客
8特許
10出資者

しくみ

解こうとしている課題

重症1型糖尿病では膵島移植に使うドナー細胞が不足し、重症心不全では薬物治療で十分な効果が得られない患者に治療選択肢が限られる。

どう動くか

iPS細胞を目的の細胞へ分化させ、低分子化合物を使った精製などで不要な細胞を減らし、製品化する。膵島細胞製品OZTx-410は、インスリン産生細胞などを含む凝集体をシート状にして皮下へ移植する設計。心筋細胞製品OZTx-556は心臓への生着を目指す。会社は、細胞の純度・均一性や生産規模の拡大を特徴として説明している。

できるようになること

会社は、iPS細胞由来の膵島細胞を供給できれば重症低血糖の改善や血糖管理の向上、心筋細胞移植が実現すれば重症心不全の新たな治療選択肢につながると説明している。

技術の出自:京都大学iPS細胞研究所(CiRA)と武田薬品工業の共同研究プログラム「T-CiRA」。関連分野はiPS細胞、膵内分泌細胞・心筋細胞の分化誘導と細胞移植。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 重症1型糖尿病に対する膵島細胞移植
  • 重症心不全に対する心筋細胞移植
  • iPS細胞を用いた創薬研究支援
  • 再生医療の研究基盤整備

優位性の主張

会社の主張
OZTx-410は、低分子化合物を用いた独自の精製法により、安全で均一かつ高純度な膵内分泌細胞凝集体を作り、生理的なインスリン分泌を目指すと会社が説明している。 出典
会社の主張
OZTx-556は、iPS細胞由来の高純度・高生着性心筋細胞として開発中で、動物モデルで生着と心機能回復効果を示したと会社がAMED課題概要で説明している。 出典
大学の発表
ウェルバッグを使い、均一なiPS細胞由来膵島細胞クラスター65万個の作製に成功したと共同研究成果で報告されている。 出典

製品・サービス

試験導入
OZTx-410

同種iPS細胞由来の膵島細胞を含むシート製品。重症1型糖尿病を対象に開発。 出典

重症低血糖を繰り返す1型糖尿病患者、治験実施医療機関
研究段階
OZTx-556

iPS細胞由来心筋細胞製品。重症心不全への移植治療を目指して開発中。 出典

重症心不全患者、将来の治験実施医療機関
段階不明
iPS細胞関連技術の利活用・研究支援

iPS細胞技術を使った創薬研究支援と再生医療研究基盤の整備。 出典

製薬企業、創薬・再生医療の研究機関

これまでの歩み 新しい順

2026-08
資金調達
追加出資。3億円。京都大学イノベーションキャピタル株式会社 出典
2025-04
規制・認証
OZTx-410:同種iPS細胞由来膵島細胞シートの医師主導第1/1b相治験(治験実施中。2025年4月に第一症例への移植を実施。製造販売承認は確認できず。) 出典
2025-01
共同開発
PeptiGrowth株式会社:再生医療等製品の製造用成長因子を代替する機能性ペプチドを共同開発。 出典
2025-01
規制・認証
OZTx-556:重症心不全向けiPS細胞由来心筋細胞(商用製造・投与法の開発と治験準備が公表されている。治験開始や承認は確認できず。) 出典
2024-12
助成
AMED 令和6年度 開発補助事業 出典
2024-10
実証
京都大学医学部附属病院:OZTx-410を提供し、重症1型糖尿病の医師主導第1/1b相治験を実施。 出典
2024-10
共同開発
佐竹マルチミクス株式会社:膵島細胞の安定した大量培養に向けた連続培養システムを共同開発。 出典
2024-10
提携
S-RACMO株式会社:OZTx-410の治験製品を製造。 出典
残りの5件を表示
2024-02
海外提携
米国:シリーズBの第三者割当先として米国ボストンのJDRF T1D Fund, LLCが参加した。 出典
2024-02
資金調達
シリーズB。33億円。日本グロースキャピタル投資法人、京都大学イノベーションキャピタル株式会社、武田薬品工業株式会社、株式会社三菱UFJ銀行、SMBCベンチャーキャピタル株式会社、A Breakthrough T1D Venture, LLC. 出典
2023-10
助成
日本医療研究開発機構(AMED)「AMED「医療研究開発革新基盤創成事業」OZTx-556の臨床POC検証課題」 出典
2021-08
資金調達
シード・シリーズA(合計)。60億円。京都大学イノベーションキャピタル株式会社、武田薬品工業株式会社、SMBCベンチャーキャピタル株式会社、株式会社三菱UFJ銀行、株式会社メディパルホールディングス、三井住友ファイナンス&リース株式会社 出典
2021-08
共同開発
京都大学:T-CiRA由来のiPS細胞研究を基盤とし、膵島細胞製品の治験を支援。 出典

提携先・顧客

実証
京都大学医学部附属病院 OZTx-410を提供し、重症1型糖尿病の医師主導第1/1b相治験を実施。 出典
共同開発
京都大学 T-CiRA由来のiPS細胞研究を基盤とし、膵島細胞製品の治験を支援。 出典
共同開発
武田薬品工業株式会社 京都大学とのT-CiRA共同研究と、関連知財・研究資産の移管に関与。 出典
共同開発
佐竹マルチミクス株式会社 膵島細胞の安定した大量培養に向けた連続培養システムを共同開発。 出典
共同開発
東洋製罐グループホールディングス株式会社 均一な膵島様細胞凝集塊を大量生産するウェルバッグを開発。 出典
提携
S-RACMO株式会社 OZTx-410の治験製品を製造。 出典
共同開発
PeptiGrowth株式会社 再生医療等製品の製造用成長因子を代替する機能性ペプチドを共同開発。 出典

特許

8 件 出典
Google Patentsと公開特許登録一覧を社名・英語名で検索し、主要な登録特許・公開特許から重複を避けて8件を記録。企業の全保有件数ではない。
主な分野iPS細胞由来膵島細胞・インスリン産生細胞、細胞の分化・製造・成熟化、心筋細胞の精製・細胞移植、細胞培養装置・細胞凝集体の大量製造
海外出願True
JP7370600B2「細胞製造法」 オリヅルセラピューティクス株式会社 / 登録。Google Patents上で有効と表示。 出典
JP7295576B2「インスリン産生細胞」 オリヅルセラピューティクス株式会社 / 登録。Google Patents上で有効と表示。 出典
JP7267607B2「細胞培養装置、培養液アスピレータ及び細胞培養方法」 オリヅルセラピューティクス株式会社 / 登録。登録一覧で確認。 出典
JP7257698B2「複素環化合物」 オリヅルセラピューティクス株式会社 / 登録。登録一覧で確認。 出典
残りの5件を表示
JP7805009B2「成熟化剤」 オリヅルセラピューティクス株式会社 / 2026年登録。Google Patents上で有効と表示。 出典
JP7630830B2「生体組織様構造体の製造方法」 オリヅルセラピューティクス株式会社 / 2025年登録。Google Patents上で有効と表示。 出典
WO2020059892A1「インスリン産生細胞」 オリヅルセラピューティクス株式会社 / 国際公開。米国出願は審査中と表示。国内登録あり。 出典
EP3831931B1「Cell production method」 Orizuru Therapeutics Inc / 2025年登録。Google Patents上で有効と表示。 出典
EP3778587B1「Heterocyclic compound」 Orizuru Therapeutics Inc / 2023年登録。Google Patents上で有効と表示。 出典

会社の規模

大学との関係研究成果ベンチャー
決算期売上高純利益純資産総資産
2026-03-31—-22.73億円—10.72億円 出典
2025-03-31—-23.94億円—31.73億円 出典
2023-03-31—-20.32億円—41.8億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

ライセンス
京都大学 T-CiRAの知財を保有する京都大学との間で、研究成果に関する特許権譲渡・研究資産使用許諾契約を締結した。 出典
共同研究
京都大学 京都大学iPS細胞研究所(CiRA)と武田薬品工業の共同研究プログラムT-CiRAの研究成果を活用し、同社が研究開発・事業化を担う。 出典

出資者(公開情報で確認できた10社)

武田薬品工業株式会社株式会社メディパルホールディングス三井住友ファイナンス&リース株式会社日本ベンチャーキャピタル株式会社A Breakthrough T1D Venture, LLC.SMBCベンチャーキャピタル株式会社株式会社三菱UFJ銀行三井住友信託銀行株式会社京都大学イノベーションキャピタル株式会社日本グロースキャピタル投資法人
事業会社(CVCを含む) 3独立系VC 2銀行・金融機関系 3大学系(大学VC・大学) 1その他・不明 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:24件
法人番号:2130001069094
内容の誤りを知らせる