皮膚を通る空気の湿度差から、局所の発汗量を連続測定

皮膚を覆うカプセルに空気を通し、皮膚を通過する前後の空気の湿度差から局所発汗量を連続・定量測定する技術。

株式会社スキノス 信州大学発 / 長野県 上田市 / 2017年設立
研究発の技術 換気カプセル型発汗計 流量補償方式 絶対湿度差分測定 生体センサ ウェアラブル 医療機器
実用化の段階
研究実証販売
医療機関・研究機関向け発汗計を販売・レンタルし、受託測定も提供している。医療機器承認製品があり、ウェアラブル製品SKWL-1000も2024年8月に販売開始した。
6製品
3提携・顧客
3特許
2出資者

しくみ

解こうとしている課題

発汗の量や時間変化を連続して客観的に測る手段が限られ、発汗異常の評価や暑熱・運動環境での体調把握に使える計測が求められている。

どう動くか

皮膚に密着させたカプセルへ空気を送り、流入前と皮膚を経由した後の空気の絶対湿度をセンサーで測定し、その差から発汗量を求める。乾燥空気を別途用意せず、同社説明では消耗品不要。流量補償方式では発汗量に応じて空気流量を調整し、従来機と比べ立ち上がり時間を約5分の1(1秒以下)、測定範囲を2倍(4mg/min)にしたとしている。

できるようになること

同社・大学の説明では、発汗障害の評価や医療研究に加え、運動・作業時の水分喪失把握、熱中症予防、衣服や空調などの製品評価に発汗データを使える。

技術の出自:信州大学医学部を中心とする発汗・体温調節の研究、医工学分野。信州大学医学部メディカル・ヘルスイノベーション講座との共同研究。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 発汗障害・無汗症の検査、発汗機能の評価
  • 発汗・体温調節に関する医学・生理学研究
  • 暑熱・運動・作業時の発汗量および水分喪失の把握
  • 熱中症対策、給水タイミングの通知
  • 衣服・寝具・化粧品・入浴剤・空調などの製品評価
  • 心理的負荷に伴う精神性発汗の測定

優位性の主張

会社の主張
会社は、換気カプセル型発汗計を「学術的に裏付けられた唯一信頼性の高い発汗計測技術」と説明している。 出典
会社の主張
会社説明では、流量補償方式のSKN-2000は従来型に比べ立ち上がり時間が約5分の1(1秒以下)、ダイナミックレンジが2倍(4mg/min)。比較条件の詳細は同ページに記載なし。 出典
大学の発表
信州大学は、手掌の微量な発汗を測定でき、従来は据置型機器が必要だった発汗をウェアラブルセンサで測定できる研究として紹介している。 出典
第三者の評価
中部経済産業局は、発汗量を継続・簡便・定量的に測れる装置を開発・事業化し、発汗検査が医療機器承認および保険適用に至った事例として紹介している。 出典

製品・サービス

販売中
発汗計 SKN-2000M

医療機関向けの2チャンネル換気カプセル型発汗計。発汗量を連続・定量測定する。 出典

医療機関
販売中
可搬型発汗計 SMN-1000S・SMN-1000SR

研究機関向けの小型1チャンネル発汗計。内蔵電池で動作し、記録・無線転送に対応する機種がある。 出典

大学・研究機関
販売中
腕時計型ウェアラブル発汗センサ SKWL-1000

発汗・心拍・皮膚温・加速度を記録する研究用ウェアラブルセンサ。 出典

大学・研究機関
試験導入
熱中対策デバイス WLS-1000

発汗量などから水分喪失を検知し、給水タイミングを知らせる腕時計型デバイス。公式ページでは開発中と記載。 出典

暑熱環境で働く人・作業現場の管理者、自治体等
販売中
生体計測受託サービス

発汗を中心とする生体情報を測定し、製品評価などに使うデータを提供する。 出典

製品評価を行う企業・研究機関
販売中
機器レンタルサービス

発汗計・皮膚電位計を希望期間に応じて貸し出す。 出典

研究機関・医療機関等

これまでの歩み 新しい順

2025-09
認定
長野県「信州ベンチャー企業優先発注事業(スタートアップ枠)新商品認定「熱中症対策デバイス WLS-1000」」
2025-03
海外出展
信州大学発スタートアップの海外市場展開支援(展示会等)を扱う番組の対象企業として掲載。参加した展示会や進出国は確認できず。 出典
2023-07
資金調達
信州SSファンドからの資金調達。金額は非公表。信州スタートアップ・承継支援投資事業有限責任組合 出典
2020-01
規制・認証
換気カプセル形発汗計のJIS規格(JIS B 7923:2020制定。会社FAQでは同規格に定める天秤法を校正方法として記載。) 出典
2019-12
資金調達
第三者割当増資。5,250万円。八十二地域産業グロースサポートファンド 出典
2019-12
採択
科学技術振興機構(JST)・信州大学「医療用ウェアラブル発汗計の研究開発(OPERA研究課題11)」 出典
2019-10
共同開発
日本電気株式会社(NEC):発汗計測結果を用いる解析方法の特許をスキノスと共同出願。 出典
2003-01
規制・認証
発汗計 SKN-2000M 医療機器承認(承認取得。承認番号 21600BZZ00433000。全身温熱発汗試験は2018年に保険収載と会社が説明。) 出典

提携先・顧客

共同開発
信州大学 医学部等と発汗計・ウェアラブル発汗計測や生体情報解析を共同研究。 出典
提携
株式会社西澤電機計器製作所 会社公表の関係企業。発汗計の製造を担う。 出典
共同開発
日本電気株式会社(NEC) 発汗計測結果を用いる解析方法の特許をスキノスと共同出願。 出典

特許

3 件 出典
社名「株式会社スキノス」「Skinos Co., Ltd.」の公開特許検索と関連する会社発表を照合した確認範囲で3件。網羅的な権利化件数を保証するものではない。
主な分野発汗量検出プローブ・携帯型計測、発汗量の解析方法、発汗量からの全身水分喪失・水分量評価
共同出願人坂口正雄、日本電気株式会社
海外出願True
特許第6561421号/JP2017217903A「発汗量検出プローブ」 株式会社スキノス / 登録(Google Patents表示はActive) 出典
JP2021053261A「解析方法、解析装置及びプログラム」 株式会社スキノス / 公開・審査中(Google Patents表示はPending) 出典
US20220257137A1/WO2021106654A1/EP4066737A4/JP7575790B2「全身水分量評価システム」 株式会社スキノス / 米国出願中。Google Patents上でUS・EP・JP・WOの各国・地域ファミリーを確認。 出典

会社の規模

従業員3名 出典
資本金4,425万円(公式サイト掲載値(確認日 2026-10)時点) 出典
公式サイトskinos.co.jp

大学との関係

大学の認定
信州大学 信州大学発ベンチャーとして第1回認定を受けた。 出典
大学の施設
信州大学 本店所在地は信州大学オープンベンチャー・イノベーションセンター107号室。同センターは大学のインキュベーション施設。 出典
共同研究
信州大学 熱中症対策システム開発に関連し、信州大学医学部との共同研究で給水アラートのアルゴリズムを開発した旨の記載あり。 出典

出資者(公開情報で確認できた2社)

銀行・金融機関系 2

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:20件
法人番号:2100001030232
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