航空機の実測データと気象情報から、乱気流や風を予測する

航空機などの実測データと気象データを深層学習で解析し、乱気流や風向・風速を予測する気象情報サービス。

BlueWX株式会社 慶應義塾大学発 / 東京都 港区 / 2023年設立
研究発の技術 気象予測 深層学習 乱気流予測 風況予測 航空気象 風力発電
実用化の段階
研究実証販売
ANAが2025年7月28日から乱気流予測システムを正式導入し、BlueWXは国内外の航空会社向け販売を開始したと発表している。
3製品
4提携・顧客
1特許
4出資者

しくみ

解こうとしている課題

乱気流の予測が難しく、遭遇による負傷や運航障害が起きること、風予測の誤差が航路・燃料計画を難しくし、余分な燃料消費やCO2排出につながること。

どう動くか

過去に乱気流が発生した地点の航空機報告と気象データを学習し、予測時の気象データと過去の発生パターンを照合して発生しやすい地点を推定する。風予測では既存の気象予測を入力し、過去データを学習したAIで補正する。会社は従来モデルでは拾いにくい特徴を扱えると説明している。

できるようになること

乱気流を避ける運航判断を支援し、乗客・乗員の安全性向上を目指す。風予測の改善は航路計画や風力発電の立地・稼働判断に役立ち、燃料消費やCO2排出の削減、発電計画の精度向上につながると会社・公的機関は説明している。

技術の出自:慶應義塾大学 環境情報学部の応用気象学・気象学分野。ANAホールディングスとの共同研究を起点とする。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 航空機の乱気流回避と運航判断
  • 航空路の風向・風速予測、航路・燃料計画
  • 風力発電の立地・稼働判断、発電計画

優位性の主張

会社の主張
日本空域の乱気流予測で、既存予測と比べ約2.7倍の精度を実現したと会社が説明。比較条件・評価指標は発表資料の範囲で確認が必要。 出典
第三者の評価
ANAグループの2,500名超のパイロットを対象に4年間評価し、予測精度と信頼性を向上させたとANAが説明。 出典
会社の主張
風力発電向け予測モデルは、東北電力のデータ・計算設備を基に開発し、一般的な風況予測に対して2倍以上の精度を実現したと会社が発表。 出典

製品・サービス

販売中
AITurbulence(AI乱気流予測システム)

気象データと過去の乱気流報告をAIで解析し、乱気流の予測情報を航空会社等に提供する。 出典

航空会社、気象データプラットフォーム事業者
試験導入
AI風力発電風況予測モデル

風力発電向けに風況を予測するモデル。東北電力のデータと計算設備を用いて開発。 出典

風力発電事業者、電力会社
研究段階
AI風向・風速予測モデル

乱気流予測技術を応用し、航空路などの風向・風速を予測するモデルを開発。 出典

航空会社、フライトプラン作成会社、気象情報事業者

これまでの歩み 新しい順

2026-09
資金調達
シリーズAエクステンション。金額は非公表。株式会社フィデアキャピタル 出典
2026-08
受賞
Forbes Xtrepreneur AWARD「Forbes Xtrepreneur AWARD 2026 セーフモビリティ賞(乱気流AI予測プロジェクト)」 出典
2026-07
海外顧客
香港:Cathay Pacificが乱気流予測システムの試験利用を開始し、予測データは香港天文台の航空気象アプリに統合された。 出典
2026-06
共同開発
東北電力株式会社:同社のデータと計算設備を基に風力発電向け予測モデルを開発。 出典
2025-11
助成
NEDO「ディープテック・スタートアップ支援事業(STS)「深層学習を用いた乱気流・風予測システムの開発」」 出典
2025-11
受賞
東京都「令和7年度 東京都ベンチャー技術大賞 女性活躍推進知事特別賞(AITurbulence)」 出典
2025-08
顧客
全日本空輸株式会社:2025年7月28日から乱気流予測システムを正式導入。 出典
2025-01
資金調達
シリーズA。1.2億円。東京大学協創プラットフォーム開発株式会社、ANAホールディングス株式会社(ANA未来創造ファンドを通じた出資)、株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ 出典
2024-10
採択
国土交通省「令和6年度交通運輸技術開発推進制度「深層学習を用いた乱気流・風の予測モデルの開発」」
2019-01
共同開発
ANAホールディングス株式会社:慶應義塾大学との共同研究として2019年に乱気流予測の研究を開始。 出典

提携先・顧客

顧客
全日本空輸株式会社 2025年7月28日から乱気流予測システムを正式導入。 出典
共同開発
ANAホールディングス株式会社 慶應義塾大学との共同研究として2019年に乱気流予測の研究を開始。 出典
共同開発
慶應義塾大学 ANAホールディングスとの共同研究成果を基にした大学発ベンチャー。 出典
共同開発
東北電力株式会社 同社のデータと計算設備を基に風力発電向け予測モデルを開発。 出典

特許

1 件 出典
法人番号のGビズインフォ特許情報とGoogle Patentsで会社名および関連出願人を検索。BlueWX名義は確認できず、技術に関連する慶應・ANA共同出願の基本特許を1件確認。同一ファミリーの公報は重複計上していない。
主な分野乱気流予測システム、気象データパターン照合
海外出願True
JP7023434B1/JPWO2022029847A1「乱気流予測システムおよび乱気流予測方法」 慶應義塾大学、ANAホールディングス株式会社 / 日本登録(Google Patents表示では有効) 出典

会社の規模

資本金6,400万円(2026-06時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトbluewx.co.jp

大学との関係

共同研究
慶應義塾大学 ANAと慶應義塾大学の共同研究が2019年に始まり、その研究成果を基にBlueWXが設立された。 出典
ライセンス
慶應義塾大学 慶應義塾大学とANAの共同研究による特許がBlueWXへ移転されたと、慶應スタートアップのインタビューで説明されている。 出典
大学との関係
慶應義塾大学 慶應スタートアップインキュベーションプログラム(KSIP)の採択チームとして大学の事業化支援を受けた。 出典

出資者(公開情報で確認できた4社)

事業会社(CVCを含む) 1銀行・金融機関系 1大学系(大学VC・大学) 2

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:13件
法人番号:2010401176122
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