翼のある再使用ロケットと軽量複合材タンクの開発を目指す

有翼再使用型サブオービタル機と、軽量な複合材タンク・機体構造、航法誘導制御を開発。地上向け高圧ガス容器にも技術を展開していた。

株式会社SPACE WALKER 東京理科大学発 / 東京都 港区 / 2017年設立
研究発の技術 有翼再使用ロケット サブオービタルスペースプレーン 航法誘導制御 炭素繊維複合材 極低温液体タンク Type IV高圧ガス容器
清算 法人番号が一致する東京商工リサーチの記事によると、同社は2026年2月12日に東京地裁から破産手続開始決定を受けた。
実用化の段階
研究実証販売
WIRES #014は2020年に飛行実験を行いデータを取得した一方、WIRES #015は開発・試験段階で、商業打上げ実績は確認できない。会社は2026年2月に破産手続開始決定を受けた。
2製品
4提携・顧客
5特許
19出資者

しくみ

解こうとしている課題

使い捨てロケットの宇宙輸送コストや機体投棄、燃料タンクの重量を抑え、再使用可能で持続可能な輸送手段を実現することを目指した。

どう動くか

翼を備えた機体をロケットで飛行させ、帰還後に再使用する宇宙輸送方式を開発。機体の姿勢・運動状態を推定するセンサーや自律航行制御も研究した。極低温タンクでは、ガスバリア性を持つ複合材などでライナーを省き軽量化を目指す。会社は液化バイオメタン燃料と再使用により環境負荷を抑える構想を掲げていた。

できるようになること

実用化すれば、機体の再使用による宇宙輸送コストや投棄物の低減を目指せる。複合材タンクを水素などの貯蔵・輸送に展開し、脱炭素エネルギーの利用を支える構想も示していた。

技術の出自:東京理科大学発ベンチャー。東京理科大学 創域理工学部 機械航空宇宙工学科の宇宙システム研究分野。2019年の共同研究ではシステム最適化、航法誘導制御、複合材機体構造を研究対象としていた。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • サブオービタル科学ミッション
  • 小型衛星の打上げ
  • 宇宙旅行・将来の二地点間輸送
  • ロケット用推進薬タンク・機体構造
  • 水素等の高圧ガス貯蔵・輸送
  • 燃料電池ドローン

優位性の主張

会社の主張
ライナーレスの極低温複合材タンクにより、従来のライナー付き複合材容器より軽量化を目指すと説明。液体酸素適合複合材について「世界初の特許技術」と主張していた。 出典
会社の主張
再使用とカーボンニュートラルな液化バイオメタン燃料を組み合わせ、環境負荷を抑える宇宙輸送システムを目指すと説明。 出典

製品・サービス

提供終了
ECO ROCKET/サブオービタルスペースプレーン

有翼再使用型ロケット。科学ミッションや小型衛星打上げ等を構想し、実験機WIRESで要素技術を実証していた。 出典

科学ミッション、小型衛星打上げ、宇宙旅行等の利用者を想定
実証
複合材タンク・コンポーネント

極低温液体タンクとType IV高圧ガス複合材容器。宇宙用のほか、水素貯蔵・輸送や燃料電池ドローン向けを想定。 出典

宇宙・ロケット事業者、水素関連事業者、燃料電池ドローン事業者等

これまでの歩み 新しい順

2025-06
助成
福島県 地域復興実用化開発等促進事業費補助金 出典
2025-06
助成
福島県「令和7年度地域復興実用化開発等促進事業費補助金」 出典
2025-03
提携
南相馬市:スペースプレーン開発拠点整備に関する連携協定を締結。 出典
2025-01
海外出展
米国:ラスベガスで開催のCES 2025に出展し、リース事業などの事業戦略を紹介すると発表。 出典
2023-10
海外出展
アゼルバイジャン:IAC 2023(バクー)への参加を公式イベント一覧に掲載。 出典
2023-09
助成
文部科学省 中小企業イノベーション創出推進事業(宇宙分野) 出典
2023-09
助成
文部科学省「中小企業イノベーション創出推進事業(SBIRフェーズ3)宇宙分野・民間ロケットの開発・実証」 出典
2023-08
資金調達
シリーズA(プレシリーズA含む)。7.13億円。株式会社リアライズコーポレーション、株式会社リアライズベンチャーキャピタル、株式会社Gamaエキスパート、株式会社クロス、株式会社広研、株式会社Next Unicorn Lab 出典
残りの9件を表示
2023-04
資金調達
JAXA直接出資。金額は非公表。国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 出典
2023-02
助成
ひまわりベンチャー育成基金助成金。公益財団法人ひまわりベンチャー育成基金 出典
2022-03
資金調達
シードラウンド。5.5億円 出典
2022-02
海外出展
フランス:JEC World 2022のJEC Composites Startup Boosterファイナリストに選出。 出典
2021-09
共同開発
日精株式会社:水素燃料電池ドローン搭載用Type IV複合材高圧ガスタンクの開発で提携。 出典
2021-01
資金調達
プレシードエクステンション。1.4億円 出典
2020-03
資金調達
プレシードラウンド。1.55億円。QB第一号投資事業有限責任組合、有限責任事業組合ハンズイン、株式会社エージェントホールディングス、ディー&グロースキャピタル株式会社 出典
2019-10
資金調達
エンジェルラウンド。3.7億円。株式会社アイネット、株式会社ABBALab、サンワサプライ株式会社、株式会社バスキュール、株式会社ブリスリンク 出典
2019-04
共同開発
学校法人東京理科大学:スペースプレーンの構想・要素技術研究と有翼ロケット実験機の開発・飛行実証で共同研究。 出典

提携先・顧客

共同開発
学校法人東京理科大学 スペースプレーンの構想・要素技術研究と有翼ロケット実験機の開発・飛行実証で共同研究。 出典
共同開発
日精株式会社 水素燃料電池ドローン搭載用Type IV複合材高圧ガスタンクの開発で提携。 出典
共同開発
東レ・カーボンマジック株式会社 WIRES実験機の機体構造の設計・製造・試験を支援。WIRES #014は2020年に飛行データを取得。 出典
提携
南相馬市 スペースプレーン開発拠点整備に関する連携協定を締結。 出典

特許

5 件 出典
Google Patentsで株式会社SPACE WALKER/Space Walker Inc名義を検索し、確認できた特許ファミリー5件。網羅件数ではない。
主な分野液化ガス複合材容器と製造方法、高圧ガス容器、飛行体のセンシング・姿勢推定、バッテリパック
共同出願人東京理科大学
海外出願True
特開2024-008726/特許第7834334号「液化ガス容器の製造方法、及び液化ガス容器」 株式会社SPACE WALKER / 登録(2026-03-24公報記載) 出典
特開2023-102191/特許第7834319号「液化ガス容器の製造方法、及び液化ガス容器」 株式会社SPACE WALKER / 登録。Google Patents掲載の同族にPCT、米国、欧州、韓国、中国出願あり 出典
WO2023/058262/特開2023-056411「高圧ガス容器」 株式会社SPACE WALKER / 公開出願 出典
特開2023-132989「センシングシステム」 株式会社SPACE WALKER、東京理科大学 / 公開・審査中 出典
WO2022/145303「バッテリパック及びバッテリ」 Space Walker Inc / Google Patents上の法的状態はCeased 出典

会社の規模

従業員22名 出典
資本金3,000万円(2026-02時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトspace-walker.co.jp
決算期売上高純利益純資産総資産
2025-06-30—-16.22億円—3.9億円 出典
2024-06-30—-6.46億円—18.72億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

共同研究
東京理科大学 サブオービタルスペースプレーン等に関する共同研究契約を締結。公式会社概要では東京理科大学発スタートアップとされ、野田キャンパス内に事業部・システム開発部の所在地が記載されている。 出典

出資者(公開情報で確認できた19社)

株式会社アイネットサンワサプライ株式会社株式会社バスキュール株式会社ブリスリンク株式会社エージェントホールディングス株式会社リアライズコーポレーション株式会社Gamaエキスパート株式会社クロス株式会社広研株式会社Next Unicorn Lab南塚産業株式会社株式会社JALUX興和株式会社株式会社ABBALabディー&グロースキャピタル株式会社株式会社リアライズベンチャーキャピタルQBキャピタル合同会社国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構*有限責任事業組合ハンズイン
事業会社(CVCを含む) 13独立系VC 3大学系(大学VC・大学) 1公的機関・財団 1その他・不明 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:28件
法人番号:2010401135813
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