レーザーで高温工程の温度やガス濃度を測る

レーザー吸収分光とレーザー誘起ブレークダウン分光(LIBS)を用い、産業プロセスの温度・ガス濃度・材料元素を非接触で計測する技術。

株式会社Smart Laser & Plasma Systems 徳島大学発 / 徳島県 徳島市 / 2018年設立
研究発の技術 レーザー計測 レーザー吸収分光 CT-TDLAS レーザー誘起ブレークダウン分光 LIBS プラズマ分光
実用化の段階
研究実証販売
会社はCT-TDLAS・LIBSを製品群に掲載し、徳島大学および代理店の情報も設計・製造・販売を確認できる一方、個別製品の販売実績や導入社名は限定的にしか公表されていない。
3製品
7提携・顧客
1特許
6出資者

しくみ

解こうとしている課題

高温・高圧などのため内部にセンサーを置きにくい産業設備では、温度やガス濃度、材料組成をリアルタイムに把握しにくく、工程の効率化や自動制御を妨げている。

どう動くか

CT-TDLASは、測定対象のガスに波長を調整したレーザーを通し、吸収量からガス濃度や温度を推定します。複数方向の測定値を再構成して、断面の二次元・三次元分布として表示します。LIBSは、試料にパルスレーザーを当てて微小なプラズマを発生させ、その発光スペクトルから元素を分析します。同社は長・短パルスの二重照射などを製品化し、過酷な工程でも非接触・オンライン計測を目指しています。

できるようになること

会社と公的機関は、工程内部の状態をリアルタイム・非接触で可視化し、製造や燃焼工程の監視、自動化、遠隔操作を進めることを目指すとしている。

技術の出自:徳島大学大学院社会産業理工学研究部のエネルギーシステム分野を含む、レーザー・プラズマ計測研究。徳島大学の研究クラスター成果を基にした大学発ベンチャー。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 燃焼炉・ボイラーの温度およびガス濃度分布計測
  • エンジン燃焼の計測
  • 原料・製品の元素分析と工程内品質管理
  • 産業プロセスの可視化・自動制御
  • 原子力施設の廃炉環境など過酷環境での遠隔分析
  • リサイクル材の分別効率化

優位性の主張

会社の主張
CT-TDLASにより、エンジンやボイラーなどの温度・ガス濃度分布をリアルタイムで二次元画像として計測できると説明している。 出典
会社の主張
長・短パルスのダブルパルスLIBSを用いた定量計測、自動焦点・自動計測、濃度自動解析ソフトを製品カタログに掲載している。 出典
第三者の評価
徳島大学の研究成果を応用し、産業プロセスをリアルタイムかつ非接触で可視化する計測技術を持つベンチャーと紹介されている。 出典

製品・サービス

販売中
CT-TDLASシステム

レーザー吸収分光で、工程内の温度・ガス濃度分布を二次元・三次元で測定する装置。 出典

燃焼炉、ボイラー、エンジンなどを使う製造・エネルギー事業者
販売中
LIBSシステム(Long and Short DP-LIBS)

レーザー誘起プラズマの発光を分析し、原料・製品の元素組成を非接触・オンラインで測定する装置。 出典

製造・素材・エネルギー分野の事業者、研究機関
段階不明
DX化プラットフォーム

レーザー計測、流体解析、デジタルツイン、機械学習を組み合わせて産業プロセスの自動制御を目指す。 出典

産業プロセスを運用する製造事業者

これまでの歩み 新しい順

2024-10
海外提携
ドイツ:フラウンホーファーIPAおよびAZO社と、粉体処理設備にセンサー検知技術とAIを組み合わせる共同研究を開始。 出典
2024-08
共同開発
Fraunhofer IPA:生産・オートメーション技術に関する共同研究契約。 出典
2024-06
認定
四国経済産業局・中国経済産業局等「J-Startup WEST 選定」 出典
2024-04
資金調達
第5次増資。9,975万円。株式会社フジキン、リアルテックファンド、産学連携キャピタル 出典
2023-07
顧客
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構:可搬型の耐環境ロング・ショートパルスLIBSシステム開発に関する研究契約。 出典
2022-09
資金調達
第4次増資。2.31億円。リアルテックファンド3号投資事業有限責任組合、産学連携1号投資事業有限責任組合、NVCC9号投資事業有限責任組合、こうぎん地域協働投資事業有限責任組合2号、株式会社テクノネットワーク四国 出典
2022-04
採択
NEDO「レーザー誘起ブレークダウン分光法を用いた元素組成リアルタイム分析に関する研究(海外研究者招へい事業)」 出典
2021-05
資金調達
第3次増資。5,000万円。産学連携1号投資事業有限責任組合 出典
残りの5件を表示
2020-10
受賞
エコテックグランプリ「第1回 エコテックグランプリ 日本ユニシス賞」 出典
2019-02
受賞
四国アライアンス「第2回 四国アライアンスビジネスプランコンテスト 優秀賞」 出典
2018-10
資金調達
第2次増資。1,100万円 出典
2018-10
受賞
徳島大学ビジネスチャレンジメッセ「徳島ニュービジネス支援賞2018 大賞」 出典
2018-08
資金調達
第1次増資。500万円 出典

提携先・顧客

顧客
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 可搬型の耐環境ロング・ショートパルスLIBSシステム開発に関する研究契約。 出典
共同開発
徳島大学 LIBSシステムの共同研究を製品カタログに記載。 出典
共同開発
Fraunhofer IPA 生産・オートメーション技術に関する共同研究契約。 出典
共同開発
AZO GmbH Fraunhofer IPAとともに生産技術分野の共同研究契約。 出典
販売提携
MSH Systems, Inc. 同社製LIBS・CT-TDLAS製品の総代理店として製品を掲載。 出典
提携
Shaanxi Gesta New Energy Technology Co., Ltd. 公式サイトにパートナー企業として掲載。 出典
提携
Lightigo s.r.o. 公式サイトにパートナー企業として掲載。 出典

特許

1 件 出典
Google Patentsで会社名を出願人検索して確認できた同社名義の1ファミリー。公報・各国移行を含むファミリーの件数。
主な分野レーザーを用いたガス分析、ガス分析装置・分析方法
海外出願True
ガス分析装置及びガス分析方法(JP7624743B2) Smart Laser & Plasma Systems Co. / 登録・有効(Google Patents表示) 出典
Gas analyzer apparatus and gas analysis method analyzing measurement target gas using laser light(US12169174B2) Smart Laser & Plasma Systems Co. / 登録・有効(Google Patents表示) 出典
Gas analysis device and gas analysis method(CN115398205B) Smart Laser & Plasma Systems Co. / 登録・有効(Google Patents表示) 出典
Gas analysis device and gas analysis method(KR20220165742A) Smart Laser & Plasma Systems Co. / 審査中(Google Patents表示) 出典
Gas analysis device and gas analysis method(WO2021205988A1) Smart Laser & Plasma Systems Co. / 国際出願。Google Patents表示は ceased。 出典

会社の規模

従業員13名(2026-04時点) 出典
資本金9,900万円(2026-04時点) 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトslps.jp
決算期売上高純利益純資産総資産
2024-03-31—-5,240万円—3.58億円 出典
2022-03-31—924万円—1.91億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学の認定
徳島大学 徳島大学発ベンチャーとして設立され、大学発ベンチャー認定を受けたと会社沿革に記載。 出典
大学の出資
徳島大学 徳島大学の財務諸表に、同社の新株予約権の保有が記載されている。 出典

出資者(公開情報で確認できた6社)

株式会社テクノネットワーク四国株式会社フジキン日本ベンチャーキャピタル株式会社合同会社リアルテックジャパンオーシャンリース株式会社株式会社産学連携キャピタル
事業会社(CVCを含む) 2独立系VC 2銀行・金融機関系 1大学系(大学VC・大学) 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:23件
法人番号:1480001010288
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