空気や水分を避けて材料を分析し、水素供給技術も開発

空気や水分に触れると状態が変わる軽元素・材料を、雰囲気を制御して分析する技術。水素貯蔵材アンモニアボランの合成・水素供給技術も研究開発している。

ハイドロラボ株式会社 広島大学発 / 広島県 東広島市 / 2009年設立
研究発の技術 空気非接触分析 雰囲気制御 材料分析 軽元素 水素貯蔵 アンモニアボラン
実用化の段階
研究実証販売
受託分析サービスと試料・試薬販売が製品情報として公開され、2026年には水素・アンモニア環境下の受託試験で神戸工業試験場との業務提携が発表された一方、アンモニアボラン水素供給技術はNEDOの開発事業として報告されている。
3製品
5提携・顧客
2特許
0出資者

しくみ

解こうとしている課題

空気や水分で表面状態が変わる材料を活性な状態のまま分析し、材料開発に必要な基礎データを得る。水素貯蔵では、高圧タンクのコスト・密度課題やアンモニアボランの製造・水素供給上の課題に取り組む。

どう動くか

材料を空気や水分から隔離し、水素・窒素など指定した雰囲気下でSEM、TG-DTA-MS、XRD、PCT、DSC、FT-IRなどを用いて評価する。広島大学の事業紹介は軽元素を使うエネルギー貯蔵技術を事業の軸としている。別の研究開発では、アンモニアボランを水素源とする移動式燃料電池用の水素供給技術を大学・企業と開発中。NEDO資料はアンモニアボランの高い水素密度と常温加水分解を示す一方、価格や不純物、水素再充填を課題としている。

できるようになること

材料の反応性や性質を指定雰囲気で把握し、新素材・製品の研究開発を支援する。アンモニアボランの水素供給技術が実用化すれば、NEDO資料が想定する移動・非常用電源などに水素を供給できる可能性がある。

技術の出自:広島大学発ベンチャー。広島大学の軽元素・水素貯蔵材料分野に関連。アンモニアボラン関連の共同研究開発は琉球大学などと実施。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • 水素・アンモニア環境下の材料評価
  • 自動車・電子機器・化学・機械部品の新素材研究開発
  • 軽元素を用いた水素貯蔵・水素供給
  • 移動式・非常用燃料電池電源
  • オーダーメイド試料・試薬の供給

優位性の主張

会社の主張
リチウム、ナトリウム、カリウムなど空気中の水分や酸素で表面状態が変化する材料を、活性な状態のまま分析できるとしている。 出典
第三者の評価
アンモニアボランは空気中で安定し、長期保存できるほか、水素密度は19.6質量%、約148 g-H2/Lで、室温での加水分解により水素を放出できるとNEDO資料が説明している。 出典

製品・サービス

販売中
空気非接触環境での受託分析サービス

空気や水分に敏感な材料を雰囲気制御下で分析。SEM、TG-DTA-MS、XRD、PCT、DSC、FT-IRなどに対応。 出典

自動車、電子機器、化学、機械部品分野の研究開発部門
販売中
オーダーメイド試料・試薬

顧客の要望に応じた試料・試薬を合成・販売。重水素化合物などを含む。 出典

企業、大学などの研究開発機関
試験導入
移動式燃料電池用アンモニアボラン水素供給技術

アンモニアボランを水素源とする移動式燃料電池向けの水素発生・供給技術を共同開発。 出典

移動・非常用電源、燃料電池関連事業者

これまでの歩み 新しい順

2026-03
提携
株式会社神戸工業試験場:水素・アンモニア環境下の受託試験で業務提携し、材料試験と分析・実験を組み合わせる。 出典
2020-09
助成
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構「移動式FC用水素源アンモニアボランの社会実装に向けた先端技術開発(NEDO事業)」 出典(Gビズインフォ)

提携先・顧客

提携
株式会社神戸工業試験場 水素・アンモニア環境下の受託試験で業務提携し、材料試験と分析・実験を組み合わせる。 出典
共同開発
国立大学法人琉球大学 移動式燃料電池向けアンモニアボラン水素源の技術開発に参加。 出典
共同開発
崇城大学 アンモニアボランの加水分解技術開発に参加。 出典
共同開発
I-PEX株式会社 水素発生容器と燃料電池への水素供給技術を開発。 出典
共同開発
昭和飛行機工業株式会社 NEDO事業で水素発生容器・輸送容器の開発に参加。資料では2023年度までの協力企業。 出典

特許

法人番号一致のGビズインフォで会社名義の特許0件を確認。Google Patentsで水素・アンモニアボラン関連の琉球大学名義の国内特許2件を参考確認したが、同社出願ではない。
主な分野水素生成、アンモニアボラン合成
JP7017236B2「水素生成方法」 国立大学法人琉球大学 / 登録、Google Patents上で有効 出典
JP2023127021A「アンモニアボランの合成方法」/登録番号 JP7792690B2 国立大学法人琉球大学 / 登録 出典

会社の規模

大学との関係研究成果ベンチャー

大学との関係

大学との関係
広島大学 広島大学の「大学発ベンチャー企業設立状況」に掲載。設立日と事業概要が記載されている。 出典
調査日:2026-10-03
このページの出典:10件
法人番号:1240001023768
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