内径100μmのシリカ管で、植物の複雑な成分を分ける
植物などに含まれる複雑な成分を微量試料から分離する、モノリスシリカ製の液体クロマトグラフィー用キャピラリーカラム技術。
研究発の技術 液体クロマトグラフィー HPLC キャピラリーカラム モノリスシリカ 天然物分析 ノンターゲット分析
実用化の段階
研究実証販売
AqasPrimeカラムは2023年に発売され、現行の製品ページで販売取扱先と問い合わせ価格が案内されている一方、分析システムは試験販売予定、データ基盤は開発中。
3製品
3提携・顧客
0特許
2出資者
しくみ
解こうとしている課題
植物・天然物などの複雑な混合物では微量成分が見つけにくく、成分探索に多段階の分離作業が必要になる課題に対応する。
どう動くか
内径100μmの石英キャピラリー内にスポンジ状のモノリスシリカを形成し、親水性・親油性の両方の性質を使って混合成分を分離する。会社は、従来法では重なりやすい複雑な成分を一斉に分離し、LC-MSと組み合わせて分析できると説明している。高麗ニンジンの測定例では、従来法の約90ピークに対して240以上のピークを得たとASTEMの資料が報告している。
できるようになること
会社と公的機関の説明では、少量の天然物試料から多くの成分を分析し、創薬、食品、化粧品、種苗などで新たな機能性成分の探索や評価に使うことを目指す。
技術の出自:京都大学薬学部を含むAMED採択研究「新メソッドによる薬用ニンジンの品質評価を軸とした伝統的栽培法数値化と効率的生産法の開発」。会社はこの研究成果を基に設立された。京都工芸繊維大学も会社紹介資料に関連して登場するが、技術の研究起源としての具体的な役割は確認できなかった。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5
使われる場面
- 植物・生薬・天然物の成分分析
- 創薬シーズ探索・研究
- 食品・機能性素材の成分評価
- 化粧品原料の研究開発
- 種苗・植物資源の研究
- 細菌などの生物試料分析
優位性の主張
会社の主張
親水性・親油性の双方に応答する分離機能とモノリス構造により、植物などの複雑な試料から200種以上の成分を一斉に高精度分離できると会社は説明している。ASTEMの資料は高麗ニンジン分析例で240以上のピークを報告している。 出典
会社の主張
分析試料は数mg、年間の溶媒廃棄量は約300mLで済むとしている。従来の内径4.6mm×150mmカラムとの比較条件を伴う会社説明。 出典
会社の主張
カラム性能を引き出す微量送液ポンプを共同開発し、安定した送液と再現性の高いノンターゲット分析を目指している。 出典
第三者の評価
ASTEMの資料は、高麗ニンジン試料で従来法の約90ピークに対し240以上のピークを得たと報告している。これは資料に記載された特定試料・測定例であり、一般性能を示す比較試験とは確認できない。 出典
製品・サービス
これまでの歩み 新しい順
提携先・顧客
特許
公開情報では確認できていない。
大学との関係
共同研究
京都大学 会社の沿革は2018年にAMEDプロジェクトで生薬専用HPLCキャピラリーカラムの共同開発を開始したと説明。ASTEM資料は、製品技術が京都大学薬学部と京都大学OBメンバーが取り組んだAMED研究事業から生まれたとしている。 出典
出資者(公開情報で確認できた2社)
銀行・金融機関系 1大学系(大学VC・大学) 1
会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。