培養した角膜細胞を注入し、角膜の透明性回復を目指す

角膜内皮疾患向けに、患者由来細胞モデルを用いた点眼薬候補の探索と、培養角膜内皮細胞を眼内に注入する再生医療製品を開発する技術。

アクチュアライズ株式会社 同志社大学発 / 京都府 京田辺市 / 2018年設立
研究発の技術 角膜内皮細胞 再生医療 細胞治療 細胞培養 細胞凍結保存 点眼薬
実用化の段階
研究実証販売
AE101は国内第II相臨床試験の最終観察を終え、第III相準備段階と公表されているが、製品の承認・販売開始は確認できない。
3製品
4提携・顧客
20特許
5出資者

しくみ

解こうとしている課題

角膜内皮細胞が損なわれると角膜が濁り、視力が低下します。主な治療である角膜移植はドナー角膜の不足が課題で、フックス角膜内皮ジストロフィには進行を抑える薬物治療が確立していません。

どう動くか

点眼薬候補では、フックス角膜内皮ジストロフィ患者から得た細胞を培養して疾患モデルを作り、薬剤スクリーニングで細胞死を抑える候補を選びます。細胞治療では、培養した角膜内皮細胞をROCK阻害薬とともに前房へ注入し、角膜の透明性を保つ細胞機能の回復を目指します。細胞の凍結保存製剤も開発しています。

できるようになること

会社は、細胞治療や点眼薬によって角膜移植に代わる治療選択肢を提供することを目指しています。JSTは、視力回復による患者のQOL向上と、疾患による視力喪失を防ぐ社会への貢献を目標として紹介しています。

技術の出自:同志社大学 生命医科学部 医工学科の角膜内皮・再生医療研究。JST「シーズ発掘試験」「A-STEP探索タイプ」等の研究開発成果を基礎とする。 出典1 出典2 出典3

使われる場面

  • 水疱性角膜症の細胞治療
  • 角膜内皮疾患の再生医療
  • フックス角膜内皮ジストロフィの点眼治療
  • 培養角膜内皮細胞の凍結保存・供給

優位性の主張

会社の主張
患者由来の疾患モデル細胞を使った薬剤スクリーニングでシロリムスを見いだし、フックス角膜内皮ジストロフィ向け点眼薬として開発している。 出典
会社の主張
培養細胞を凍結保存し、必要時に解凍して投与できる製剤を開発したと説明している。また、単一ドナー角膜由来の細胞から50~80人分を培養できるとしている。 出典
大学の発表
患者由来モデルを用いた候補薬探索や疾患モデル動物での有効性確認を、同志社大学の研究成果として紹介している。 出典

製品・サービス

研究段階
AE101(DWR-2206)

培養ヒト角膜内皮細胞とROCK阻害薬を用いる、水疱性角膜症向けの再生医療用細胞製品。 出典

水疱性角膜症の患者、眼科医療機関。事業上の導出・開発先は製薬企業等。
研究段階
AE001(STN1010904、シロリムス点眼液)

フックス角膜内皮ジストロフィの治療を目指すシロリムス点眼薬候補。参天製薬と共同開発。 出典

フックス角膜内皮ジストロフィの患者、眼科医療機関。開発・導出先は製薬企業等。
研究段階
AE002

フックス角膜内皮ジストロフィの進行予防を目指す点眼薬候補。 出典

フックス角膜内皮ジストロフィの患者、眼科医療機関。

これまでの歩み 新しい順

2025-11
規制・認証
AE101 国内第II相臨床試験(治験計画届提出後に試験を実施。全被験者の最終観察を終了し、国内第III相試験の準備を開始。承認・販売開始は確認できず。) 出典
2024-11
資金調達
Series C。8.5億円 出典
2022-06
資金調達
Series B。3.3億円。株式会社デ・ウエスタン・セラピテクス研究所 出典
2022-06
共同開発
株式会社デ・ウエスタン・セラピテクス研究所:AE101の国内共同開発。2025年に国内第II相試験の最終観察を終了し、第III相準備を開始。 出典
2022-06
規制・認証
AE001 シロリムス点眼液(会社は米国で第II相臨床試験を開始したと掲載。最新の試験状況と承認状況は公開ページから確認できず。) 出典
2021-11
共同開発
参天製薬株式会社:フックス角膜内皮ジストロフィ向けシロリムス点眼液AE001を共同開発。 出典
2021-07
提携
Arctic Vision, Inc.:AE101について中華圏等でのライセンス契約と技術提供を公表。 出典
2021-05
海外提携
中国(中国本土・香港・マカオ・台湾)、韓国:Arctic VisionにAE101の対象地域における独占的ライセンスを供与。2025年2月の発表では、中国で2025年から臨床試験を開始する予定としていた。 出典
残りの3件を表示
2019-10
資金調達
4.7億円。株式会社ウィズ・パートナーズ、三菱UFJキャピタル株式会社、国立研究開発法人科学技術振興機構、京銀リース・キャピタル株式会社 出典
2019-08
採択
科学技術振興機構(JST)「出資型新事業創出支援プログラム(SUCCESS)による出資」 出典
2019-08
資本提携
国立研究開発法人科学技術振興機構:SUCCESSで第三者割当増資を引き受け、研究成果の実用化を支援。 出典

提携先・顧客

共同開発
株式会社デ・ウエスタン・セラピテクス研究所 AE101の国内共同開発。2025年に国内第II相試験の最終観察を終了し、第III相準備を開始。 出典
共同開発
参天製薬株式会社 フックス角膜内皮ジストロフィ向けシロリムス点眼液AE001を共同開発。 出典
提携
Arctic Vision, Inc. AE101について中華圏等でのライセンス契約と技術提供を公表。 出典
資本提携
国立研究開発法人科学技術振興機構 SUCCESSで第三者割当増資を引き受け、研究成果の実用化を支援。 出典

特許

20 件 出典(Gビズインフォ)
Gビズインフォで法人番号に結び付く2013~2022年出願分として特許20件を確認。Google Patentsでは代表的な関連ファミリー・公開公報を確認し、全件の同一性や現在の権利状態までは照合していない。
主な分野角膜内皮細胞の培養・正常化、角膜内皮細胞の凍結保存製剤、角膜内皮細胞注入療法、角膜内皮細胞マーカー
共同出願人Aurion Biotech Inc.、Corneagen LLC、京都府公立大学法人、同志社
海外出願True
角膜内皮細胞の凍結保存製剤およびその製造法(WO2023085369A1) 同志社、アクチュアライズ株式会社 / 国際公開。Google Patents上の法的状態の詳細は要確認。 出典
角膜内皮細胞注入療法の治療効果増強法(WO2022025239A1) 同志社、アクチュアライズ株式会社 / 国際公開。Google PatentsではCeasedと表示。 出典
Normalization of culture of corneal endothelial cells(EP2799537B1) 京都府公立大学法人、アクチュアライズ株式会社、Corneagen LLC / 登録。Google PatentsではActiveと表示。 出典
Corneal endothelial cell marker(US12072334B2) 京都府公立大学法人、アクチュアライズ株式会社、Aurion Biotech Inc. / 米国登録。 出典

会社の規模

資本金1億円 出典
大学との関係研究成果ベンチャー
公式サイトactualeyes.co.jp
決算期売上高純利益純資産総資産
2022-12-31—-3.41億円—3.66億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学の施設
同志社大学 会社所在地を同志社大学京田辺キャンパス内の連携型起業家育成施設D-eggとして公表している。 出典
ライセンス
同志社大学 シロリムスをフックス角膜内皮ジストロフィ治療薬として使用する特許について、同志社大学から独占的実施権を取得したと公表している。 出典

出資者(公開情報で確認できた5社)

事業会社(CVCを含む) 1独立系VC 1銀行・金融機関系 2公的機関・財団 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:15件
法人番号:1130001062050
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