現実空間に情報を重ね、人や都市の動きを仮想空間で可視化

XR(VR・AR・MR)とAI、3Dシミュレーションを使い、現実空間にデジタル情報を重ねたり、人や都市の動きを仮想空間で可視化したりする技術とシステムを開発する。

カディンチェ株式会社 慶應義塾大学・東京科学大学発 / 東京都 渋谷区 / 2008年設立
技術を使った製品・サービス XR VR AR MR AI コンピュータビジョン
買収・子会社化 2025年10月17日に株式会社アマナが株式を取得し、現在はアマナ100%子会社として事業を継続している。
実用化の段階
研究実証販売
MR管理SaaSの正式提供開始が公表され、受託開発・既存サービスの提供実績も会社サイトに掲載されている一方、研究中の医療・都市技術もある。
7製品
16提携・顧客
3特許
1出資者

しくみ

解こうとしている課題

現実空間と仮想空間をつなぐ体験や、人流・都市の状況を直感的に把握する手段を作り、業務効率化、研究・教育、都市計画などでの活用を目指す。

どう動くか

MRでは、スマートグラスやスマートフォンに空間認識技術を組み合わせ、現実の場所にデジタル情報を配置し、端末へ配信・管理する。3Dシミュレーションでは、人流などのデータを仮想空間に再現して可視化する。AI開発では、自然言語処理、音声認識、画像解析、機械学習などを用途に応じて組み合わせる。会社の研究には、複数の現実空間を安全につなぐ基盤や、仮想都市の未来像を作るCPS基盤も含まれる。

できるようになること

会社は、MRによる展示・観光体験の拡張、AIによる業務効率化、3Dシミュレーションによる研究・教育・政策立案支援を用途として示す。NICTの研究では、仮想都市の未来像を起点に環境・防災などの都市課題を扱う基盤の構築と地域実証を目指している。

技術の出自:慶應義塾大学(政策・メディア研究科、NICT「ShonanFutureVerse」研究項目「仮想未来都市創造技術」)、名古屋大学・東邦大学・東京大学と進めるJST CREST「多様な形態の現実を安心・安全に創り・繋ぐTrusted Inter-Reality基盤」。会社はXRの受託開発と自社研究開発を行う。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5

使われる場面

  • 美術館・博物館のMR展示解説
  • 文化観光・企業ミュージアムの体験管理
  • 企業研修・教育向けVR
  • AIを用いた業務システム開発
  • 都市計画・防災・人流可視化の3Dシミュレーション
  • 医療・リハビリテーションのVR研究
  • バーチャルプロダクション、XR映像・コンテンツ制作

優位性の主張

会社の主張
Kadinche Layerdは、管理PCからMRコンテンツの配信・編集と複数端末の運用監視を一元管理でき、複数の主要MRデバイスに対応すると会社が説明している。 出典
会社の主張
同社は、XR分野での受託開発の実績と技術知見を基盤に、社会課題解決型の研究開発を進めるとしている。 出典
会社の主張
NICT研究の成果として、施設の人流をリアルタイム・履歴の両面で3D可視化するシステムを開発したと会社が説明している。 出典
第三者の評価
ITmediaの記事は、作品を覆わず実物鑑賞を中心に据え、視線に応じて情報を表示するMR展示体験を紹介している。 出典

製品・サービス

販売中
Kadinche Layerd®

MRグラスやスマートフォンへのコンテンツ配信・編集、複数端末の状態監視を管理PCから行うMR体験管理システム。 出典

美術館、文化観光施設、企業ミュージアムなど
販売中
P.A.R.(Product AI Realization)

AI画像生成と高精度3DCGを組み合わせ、製品の見え方を企画・デザイン段階で可視化するクリエイティブサービス。 出典

製品の企画・デザインやビジュアル制作を行う企業
販売中
AIシステム開発ソリューション

RAG、自然言語処理、音声認識、画像解析などを組み合わせたAIシステムの受託開発。 出典

業務効率化やサービス品質向上を目指す企業・団体
販売中
3Dシミュレーション開発

データや計算ロジックを仮想空間に組み込み、リアルタイムに操作・可視化できるシミュレーション環境を開発する。 出典

研究・教育機関、政策立案者、プロモーション事業者など
販売中
PanoPlaza Sync

複数のVRヘッドセットで映像を同時再生するシステム。レンタルサービスの提供が告知されている。 出典

研修・教育・イベント等で複数人にVR映像を見せる事業者
段階不明
meesh®

メタバース空間を用いた研修システム。 出典

企業・教育機関
研究段階
VR下肢幻肢痛・幻肢イメージトレーニングシステム

VRで下肢の幻肢イメージトレーニングを行うアプリ。大学との共同研究で作成され、試用案内がある。 出典

幻肢痛の患者・医療従事者(研究段階の試用案内)

これまでの歩み 新しい順

2026-09
共同開発
株式会社アマナ:AI画像生成と高精度3DCGを組み合わせた制作サービスP.A.R.を共同で提供。 出典
2026-06
実証
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄:MR体験管理システムを用いた展示体験の実証を実施。 出典
2026-06
提携
NTT QONOQ Devices株式会社:同社製XRグラスMiRZAがKadinche Layerdの対応デバイスとして記載されている。 出典
2026-03
顧客
消費者庁:VR機材の保管・配送・機材確認等に関する政府調達の支出先として掲載。 出典
2022-10
助成
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「JST CREST「多様な形態の現実を安心・安全に創り・繋ぐTrusted Inter-Reality基盤」」 出典
2022-10
共同開発
国立大学法人名古屋大学:JST CREST「Trusted Inter-Reality基盤」研究を共同実施。 出典
2022-08
助成
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)「NICT Beyond 5G研究開発促進事業「ShonanFutureVerse:仮想都市未来像にもとづく超解像度バックキャスティングCPS基盤」」 出典
2022-08
共同開発
東日本電信電話株式会社:NICT Beyond 5G「ShonanFutureVerse」研究の代表提案者。同社は仮想未来都市創造技術を担当。 出典
残りの10件を表示
2022-08
共同開発
学校法人慶應義塾:NICT「ShonanFutureVerse」でバックキャスティング等を共同研究。 出典
2021-03
規制・認証
情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)(会社サイトにISMS認証の掲載あり。JIS Q 27001:2023およびISO/IEC 27001:2022の記載あり。) 出典
2020-07
共同開発
国立大学法人東京大学:畿央大学とともにVRを用いた下肢幻肢痛の共同研究を実施。 出典
2018-02
受賞
Winner of Milestone Community Kickstarter Contest 2018 出典
2016-02
受賞
独立行政法人中小企業基盤整備機構「Japan Venture Awards 2016 先端技術活用特別賞」 出典
2015-06
受賞
一般社団法人VRコンソーシアム「VRクリエイティブアワード優秀賞」 出典
2014-12
提携
松竹株式会社:カディンチェとともにミエクル株式会社を共同設立。 出典
2012-12
受賞
Open Web Asia 2012 Award 出典
2012-04
受賞
Microsoft「Microsoft Innovation Award 2011 優秀賞」 出典
2012-02
受賞
Tablet Solution Award 2012 協賛企業賞 出典

提携先・顧客

共同開発
株式会社アマナ AI画像生成と高精度3DCGを組み合わせた制作サービスP.A.R.を共同で提供。 出典
実証
安田侃彫刻美術館 アルテピアッツァ美唄 MR体験管理システムを用いた展示体験の実証を実施。 出典
提携
NTT QONOQ Devices株式会社 同社製XRグラスMiRZAがKadinche Layerdの対応デバイスとして記載されている。 出典
販売提携
Immersal Oy VPS製品をパートナー製品として取り扱い、MR体験の空間認識に活用。 出典
共同開発
国立大学法人東京大学 畿央大学とともにVRを用いた下肢幻肢痛の共同研究を実施。 出典
共同開発
畿央大学 東京大学とともにVRを用いた下肢幻肢痛の共同研究を実施。 出典
残りの10件を表示
共同開発
東日本電信電話株式会社 NICT Beyond 5G「ShonanFutureVerse」研究の代表提案者。同社は仮想未来都市創造技術を担当。 出典
共同開発
学校法人慶應義塾 NICT「ShonanFutureVerse」でバックキャスティング等を共同研究。 出典
共同開発
国立大学法人京都大学 NICT「ShonanFutureVerse」のCPS研究・実証に参加。 出典
共同開発
国立大学法人東京大学 NICT「ShonanFutureVerse」の仮想都市データ解析等を担当。 出典
共同開発
株式会社アイ・トランスポート・ラボ NICT「ShonanFutureVerse」の仮想未来都市データ生成を担当。 出典
共同開発
株式会社ゼンリンデータコム NICT「ShonanFutureVerse」の情報生成・配信を担当。 出典
共同開発
国立大学法人名古屋大学 JST CREST「Trusted Inter-Reality基盤」研究を共同実施。 出典
共同開発
東邦大学 JST CREST「Trusted Inter-Reality基盤」研究を共同実施。 出典
提携
松竹株式会社 カディンチェとともにミエクル株式会社を共同設立。 出典
顧客
消費者庁 VR機材の保管・配送・機材確認等に関する政府調達の支出先として掲載。 出典

特許

3 件 出典
会社掲載の知財情報、J-GLOBAL、Google Patentsで本調査中に特定できた特許・公開出願の題数。網羅的な権利総数とはみなさない。
主な分野パノラマ動画の再生・編集・送信、VRを用いた疼痛治療支援、拡散物質濃度の表示
海外出願True
特許第6178524号/再表2017/022641「パノラマ動画再生装置、パノラマ動画編集装置、パノラマ動画再生方法、パノラマ動画再生プログラム、パノラマ動画再生システム及びパノラマ動画送信装置」 カディンチェ株式会社 / 登録 出典
特開2024-143033「疼痛治療支援システム及び疼痛治療用の画像生成装置」(特願2023-055501) カディンチェ株式会社 / 公開公報(出願中とする同社発表あり) 出典
特開2024-146321「拡散物質濃度表示装置、拡散物質濃度表示方法及び拡散物質濃度表示プログラム」 カディンチェ株式会社 / 公開情報で確認できた状態の詳細なし 出典
WO2017022641A1/特許第6178524号「Moving image playback device, moving image playback method, moving image playback program, moving image playback system, and moving image transmitting device」 Kadinche Corporation / 日本で登録。Google Patentsに対応する米国特許ファミリーも掲載。 出典

会社の規模

従業員19名(2026-01-01時点) 出典
資本金600万円 出典
公式サイトkadinche.com

大学との関係

共同研究
慶應義塾大学 NICTのBeyond 5G研究開発促進事業「ShonanFutureVerse」に共同参画。学校法人慶應義塾はバックキャスティングと都市センシングを担当し、カディンチェは仮想未来都市創造技術を担当した。 出典

出資者(公開情報で確認できた1社)

株式会社アマナ
事業会社(CVCを含む) 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:15件
法人番号:1010701024254
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