環状ペプチドの標的結合機能をタンパク質に組み込み、薬の候補を作る

環状ペプチドの標的結合機能をタンパク質へ移植するLassoGraft Technology®を用い、多機能な次世代バイオ医薬品の候補を創製する技術。

ミラバイオロジクス株式会社 東京大学発 / 東京都 目黒区 / 2017年設立
研究発の技術 バイオ医薬品 創薬プラットフォーム 環状ペプチド タンパク質工学 RaPID法 LassoGraft Technology
実用化の段階
研究実証販売
NEDO事業でMetアゴニストを10L規模で試作し、物性・製造性と免疫原性リスクを検討した一方、公開情報では同技術由来医薬品の承認・販売や臨床試験を確認できません。
4製品
2提携・顧客
2特許
3出資者

しくみ

解こうとしている課題

環状ペプチドの高い標的結合機能を生かしながら、タンパク質医薬の機能を追加・調整する創薬手段を提供する。

どう動くか

RaPID法で得た標的特異的な環状ペプチドの活性部分を、足場となるタンパク質の表面ループに組み込みます。移植後もペプチドの結合機能と足場タンパク質の機能を保ち、異なる機能を一つのタンパク質に組み合わせる設計を可能にします。大学の研究紹介では、複数のタンパク質で人工タンパク質を作製し、幅広い応用例を示したと報告されています。

できるようになること

会社は、既存抗体などへの機能追加、血液脳関門通過性の付与、標的細胞へ向けた遺伝子治療用ベクターの設計などを構想しています。大学・公的機関の説明では、複数の機能を持つバイオ医薬品候補の創出につながる技術とされています。実用化すれば、既存のタンパク質医薬の性質を組み替えた候補設計に活用される可能性があります。

技術の出自:東京大学大学院理学系研究科のペプチド創薬(RaPID法)と、大阪大学蛋白質研究所のタンパク質工学・構造科学の共同研究。 出典1 出典2 出典3 出典4

使われる場面

  • バイオ医薬品創薬
  • 抗体への機能追加・多機能化
  • 血液脳関門通過性の付与
  • 受容体アゴニスト候補の創製
  • 中枢神経系・細胞指向性を持つ遺伝子治療用AAV/LNPの設計

優位性の主張

大学の発表
RaPID法由来の環状ペプチド配列をタンパク質表面のループへ移植し、環状ペプチドの特異性・親和性を足場タンパク質に付与できると説明している。 出典
会社の主張
会社は、リード化合物を3〜6か月で取得できること、複数の環状ペプチドを一つの足場に移植できること、異なる足場・部位へ機能を展開できることを特長として掲げている。 出典
大学の発表
大阪大学の研究紹介は、環状ペプチドをタンパク質のループ領域に組み込む技術として紹介し、Fcタンパク質への適用例を示している。 出典

製品・サービス

販売中
LassoGraft Technology®を用いた創薬提携・共同研究

環状ペプチドの機能をタンパク質へ移植し、提携先の標的に対するバイオ医薬品候補を創製する共同研究。 出典

製薬企業・創薬企業
研究段階
MirAgonist™ Portfolio(開発候補群)

MuSK、c-Met、TrkBなどを標的とするアゴニスト等のバイオ医薬品候補群。 出典

実証
c-Metアゴニスト候補(NASH/MASH)

LassoGraft Technology®を用いて開発する、HGFに代わるMet受容体アゴニスト候補。 出典

研究段階
TrkBアゴニスト候補

BDNF様の作用を目指す開発候補。会社ポートフォリオでは神経疾患領域を対象に掲げている。 出典

これまでの歩み 新しい順

2023
海外出展
JETROのBIO-Europe 2023参加支援プログラム企業一覧に掲載。 出典
2021-10
受賞
日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社「ベーリンガーインゲルハイム・イノベーション・プライズ2021 オーディエンス賞」 出典
2021-08
共同開発
小野薬品工業株式会社:LassoGraft Technology®を用いた次世代バイオ医薬品の創製を目的に創薬提携契約を締結。 出典
2020-06
助成
NEDO研究開発型ベンチャー支援事業(シード期事業化支援) 出典
2020-01
資金調達
第三者割当増資。5.5億円。SBIインベストメント株式会社、SMBCベンチャーキャピタル株式会社、新生キャピタルパートナーズ株式会社 出典
2020-01
助成
NEDO「研究開発型ベンチャー支援事業(STS)「NASH治療薬を目指すMetアゴニストの医薬品特性の検証」」 出典

提携先・顧客

共同開発
小野薬品工業株式会社 LassoGraft Technology®を用いた次世代バイオ医薬品の創製を目的に創薬提携契約を締結。 出典
共同開発
社名非公表の米国製薬企業 会社の提携ページに現行パートナーとして掲載。企業名・契約内容は非公表。 出典

特許

2 件 出典
Google Patentsを出願人名(英語・日本語)で検索し、関連公報・出願ファミリーを調べた範囲での確認件数。全件網羅を保証しない。
主な分野タンパク質工学、抗体への生理活性ペプチド融合、人工タンパク質・医薬組成物
共同出願人金沢大学
海外出願True
WO2019216436A1 / JP7384415B2「抗体の抗原結合領域を含み、生理活性ペプチドが融合された人工タンパク質」 ミラバイオロジクス株式会社 / WO公報の法的状態はceasedと表示。日本の対応特許JP7384415B2は登録公報として確認。 出典
IL319282A「Artificial protein and pharmaceutical composition」 ミラバイオロジクス株式会社 / 公開。Google Patents上で出願人に金沢大学も表示。 出典

会社の規模

従業員10名(2025-04-01時点) 出典
資本金1億円(2026-10時点) 出典
大学との関係共同研究ベンチャー
公式サイトmirabiologics.com/jp
決算期売上高純利益純資産総資産
2024-12-31—-3.39億円—3.58億円 出典
2021-12-31—-2.2億円—2.21億円 出典

決算公告など、公表された数字だけ。

大学との関係

大学との関係
東京大学 東京大学の教授と大阪大学の教授による技術開発をもとに創業したと会社概要で説明している。 出典
大学との関係
大阪大学 東京大学の教授と大阪大学の教授による技術開発をもとに創業したと会社概要で説明している。 出典

出資者(公開情報で確認できた3社)

事業会社(CVCを含む) 1独立系VC 1銀行・金融機関系 1

会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。

調査日:2026-10-03
このページの出典:17件
法人番号:1010001185276
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