毒性糖化産物を抗体で捉え、血中濃度の測定や治療薬開発を目指す
グリセルアルデヒド由来の毒性終末糖化産物(TAGE)を特異的に検出する抗体技術と、それを使った研究用測定・抗体医薬の開発。
しくみ
解こうとしている課題
TAGEと複数の疾患との関連が報告されている一方、血中TAGEの測定や疾患との関係を調べる研究手段、TAGEを標的にする治療法が必要とされている。
どう動くか
糖とタンパク質の反応で生じるAGEsのうち、同社がTAGEと呼ぶグリセルアルデヒド由来のものを標的にする。TAGEに結合するモノクローナル抗体を開発し、競合ELISAによる血中濃度測定や、TAGEを標的とする抗体医薬の研究に用いる。同社はTAGEの化学構造の解明と、TAGEを特異的に捉える抗体の取得を技術上の特徴として説明している。
できるようになること
会社は、血中TAGE測定が生活習慣病の予防・早期診断や治療効果の評価に使える可能性と、糖尿病性網膜症・腎症、脂肪肝炎などを対象とする抗体医薬の開発を示している。いずれも現時点では研究・開発上の目標であり、臨床での有用性や治療効果が確立したという説明ではない。
技術の出自:熊本大学発ベンチャー。熊本大学薬学部附属創薬研究センターの支援を受けて創業し、金沢医科大学のAGEs研究分野と関連する研究を進めている。 出典1 出典2 出典3 出典4 出典5
使われる場面
- 研究用の血中TAGE測定
- 生活習慣病の研究、予防・早期診断に向けたバイオマーカー研究
- 糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症を対象とする抗体医薬開発
- 非アルコール性脂肪肝炎を対象とする抗体医薬開発
- 不妊症の検査薬開発
優位性の主張
製品・サービス
研究用にヒト血清中のTAGEを競合ELISAで測定。2017年の案内では1検体8,000円(税別)。臨床診断用ではない。 出典
TAGEを標的とする抗体医薬を研究開発。会社は糖尿病性網膜症・腎症、非アルコール性脂肪肝炎を対象候補に挙げている。 出典
不妊症の検査薬として開発助成に採択されたプロジェクト。製品としての販売開始は確認できない。 出典
これまでの歩み 新しい順
提携先・顧客
特許
会社の規模
決算公告など、公表された数字だけ。
大学との関係
出資者(公開情報で確認できた4社)
会社や出資者の発表から確認した。出資者の種類は、AIが社名から付けたもの。個人の株主は載せていない。*は、出典のページで社名を機械的に照合できなかったもの。